2017年の病気(1):喘息 (2018/01/01)
 2017年は私の退職の年であった.が,現実には,退職云々を考えるよりも病気のことを考える方が多かったように思う.結果から言えばそれほど深刻にはならなかったけれども,主観的には大変な思いがあった.
 まず喘息(ぜんそく)である.

 私は20年ほど前,40代の時に喘息がひどかったことがある.それまで,医者に行って喘息といわれたことはなかった(子供のころに小児喘息といわれたことはあったかも知れないが,記憶もはっきりしない程度である).それが,風邪が抜けない,息苦しい,ということがあり,病院に行ったら簡単に「喘息」と言われた.医師が私の肺のレントゲンを見て「ひどいね」と言っていた.それで,少なくとも1年は通院して薬を飲み続けていた.その頃は別の病気のこともあり,一時期,何も手がつかなかったことを覚えている.大学で入試管理委員を年度途中で降りたのもその頃だった.
 その後の20年間,喘息が問題だったこともあったかも知れないが,特段の対応をしたことはなかったと思う.だから「以前,喘息を患っていた」くらいの感覚だった.
 喘息が再び活性化したきっかけは,2017年に入った1月の25日に風邪症状が出たときである.次の日に体温を測ると37.5°だった.症状からするとインフルかと思ったけれど,医者にいくと,その程度の熱ではインフルの検査はできない(しても陰性になる)とのことで,風邪としての処理になった.この風邪がなかなか抜けなかったのは,喘息の症状を伴ったからである.その頃から医者から,シムビコートという,今はよく普及した粉末吸入用の薬を処方されたと思う.この文を読む方の中にもシムビコートを持っておられる人がいて不思議はない.
 以前に喘息だった頃との違いは,現在はシムビコートがあることである.呼吸が困難になってもシムビコートの吸入で症状は緩和できる.こんな便利な薬は20年前にはなかった.ただ,私はシムビコートを頓服薬と思って使っていた.
 とはいえ,喘息はなかなか抜けなかったのである.喘息の症状は2月になっても出た.ひどかったのは3月20日頃からであり,3月21日に医者に行っている.この時にはシムビコート以外に,胸に貼るパッチのような薬ももらったけれども,効果の点でシムビコートの方が明らかだった.
 ただ,喘息はその後も断続的に続いた.梅雨に入る前の時期に雨が多かった.その時期にも喘息の症状は出たと思うし,夏になっても喘息は続いたのである.
 転機が訪れたのは8月に,別の病気のために循環器の内科医を受診したときだった.医師は目的の病気のことより,私の喘息の方を気にした.そのときに指導を受けたことで進展があった.
 第1に,ピークフロー(吐く息の強さのようなもの)を朝晩測定することを勧められた.ピークフローを測る器具(筆入れ程度のサイズ)も渡された.その測定結果をグラフで記録するピークフロー日記なるものも渡された.だからそれ以後,ピークフローを日常的に測るようになったのである.呼吸の困難さがピークフロー値で現れる(値が低いと悪い).この測定によって,喘息の状況が(以前よりは)客観的に,自分で把握できるようになった.
 第2に,シムビコートは,頓服薬として使うのではなく,常用すべきという指導である.私にはどうも,貧乏性か,薬は飲まずに我慢できれば我慢しよう,という頭がある.一般論として薬には副作用があるだろうという思いもある.ただ,シムビコートは頓服薬ではなく喘息を事前に抑えるための薬である,ということだった.
 第3は,水を多く飲むようにという指導があった.
 症状が軽い喘息でも年間に結構多くの方が死んでいる,ということがあり,軽くは考えずに対処した方がよい,ということであった.
 基本的に以上の点を守ることによって,現在は喘息はコントロールされた状態にはなった.確かに喘息の症状は出るのであるが,それほどひどいことには,今はならなくなった.
 喘息がよくなった訳ではないのだろう.ただ,自分で状況を把握するようになった,コントロールするようになった,という点が変化のように思う.

by larghetto7 | 2018-01-01 18:35 | 日記風 | Comments(0)
名前
URL
削除用パスワード