2019/05/17 金曜 大綱化@首都圏埼玉(上)

# by larghetto7 | 2019-05-17 23:27 | 日記風 | Comments(0)
2019/05/11 土曜 大綱化
大綱化

# by larghetto7 | 2019-05-11 23:31 | 日記風 | Comments(0)
2019/05/04 土曜 国立大学法人化は失敗か?
国立大学法人化は失敗か?

# by larghetto7 | 2019-05-04 23:19 | 日記風 | Comments(0)
2019/05/02 木曜 DVDで『HANA-BI』を観る
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 県立ではなく市立図書館の方から借りてきたDVDで北野武監督作品である『HANA-BI』を観た.北野武の作品は,テレビやYoutubeで部分的に観たことはあるかも知れないが,ちゃんと観たことは全くなかった.特段興味を覚えたことはなかった.それがあえて観ようと思ったきっかけは音楽の方である.
 Apple Music を通じてよく聴いていた1つが,Angele Dubeau & La Pieta というクラシック系の演奏団体による A time for Us (Silence, on joue!) というアルバムである.このアルバムは映画音楽の演奏を集めたものであるけれど,全20曲の中で私が一番面白いと思ったのが久石譲の作曲になる HANA-BI の音楽だった.この曲だけを何度も繰り返し聴いた.
 そんなことがあったものだから,市立図書館で『HANA-BI』のDVDを見かけたときに観てみようと思ったのである.
 この作品は,生前の黒澤明が誉めていたことは覚えている.何より,ヴェネツィア国際映画祭で金獅子賞というのを受賞したことで有名である.この作品が名作かどうかは私には判断できない.ただ,私が観ていて,少なくとも中盤頃まではただの暴力とギャグの映画としか思えなかった.どうしてこんな作品が良いのか,という気がした.
 しかし途中から,この作品には変わった趣向があるように思えてきた.
 まずふんだんに絵が登場する.北野武が描いたものだろう.その絵が気が効いている.だけではなく,絵が重要な役割を演じ始めるのである.
 北野武演じる西という刑事(元刑事)の代わりに張り込んでいた堀部(大杉漣)が犯人に銃で撃たれ,下半身が不自由になる.堀部は退職し,妻子にも去られ,一時は自殺未遂までするのであるが,次第に絵を描くようになる.この堀部は途中から主人公の西の分身のような役割を映画の中で果たすのである.堀部の無言の表情,そして堀部が描く絵が,西の心象を映し出し,そして物語を導く.
 西は銀行強盗をして得た金を持って,不治の病の妻と車で旅に出る.この筋書きはふと「真夜中のカウボーイ」を連想させた.「真夜中のカウボーイ」では,ジョーがホモ客から巻き上げた金でラッツォとともにフロリダに向かう.その途中でラッツォは死んでしまうのであるが,この『HANA-BI』の方は話がもっと幻想的な世界に行き着く.
 最後の場面は海岸であり,西の夫妻の前で娘が走り回る.その娘は死んでしまった彼らの娘なのだろう.海岸で親子3人で過ごすことが,彼らの描いた幸せの風景であるとともに,堀部の絵が描いた幸せの風景だったのだろう.西は,妻にこの時を与えるためにすべてを投げうったのである.
 この映画,名作かどうかは私には判断できないが,強い印象を残す映画だった.

# by larghetto7 | 2019-05-02 22:52 | 日記風 | Comments(0)
2019/04/28 日曜 DVDで『ブルックリン横丁』を観る
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 県立図書館から借りてきたDVDで『ブルックリン横丁』を観た.原題は A Tree Grows in Brooklyn,1945年公開のアメリカ映画である.面白かった.涙なしには観られなかった.
 この映画の売りはエリア・カザンが最初に監督をした長編映画であるという点だろう.エリア・カザンは多くの名作を撮っている.それらの,名のある映画の中に並べると全く目立たない.だから軽い映画だろうと思って観たのであるが,思ったより素晴らしかった.ニューヨーク下町ブルックリンを舞台にした人情劇である.単純に家族愛と人の善意を描く.今日的な面倒な理屈は出てこない.Betty Smith という作家の自伝的小説の映画化であり,この映画製作の頃にベストセラーになっていたらしい.
 描かれるのはアイルランド系の貧乏な家族である.それでニューヨークの下町だから,昨年に観た『我が道を行く』という人情劇と似ている.物語の背景がBetty Smith の生い立ちと同じであるようだ(ただしBetty Smithはドイツ系の移民の出らしい).家族愛に満ちているが甲斐性のない父親,必死に働いて家族を支える母親,その両親の下で健気に育つ姉と弟,という,貧乏物語の王道を行く設定である.それに祖母,再婚を繰り返す派手なおばさん,その相手,近所の人々が加わって物語が展開する.家族には緊張も走るが,それでも家族愛に満ちていて,その家族にかかわる人々も善意に満ちている.
 テーマは異なるけれど,同じエリア・カザンの『エデンの東』を連想する要素もある.アメリカの東端と西の端という違いはあるが,『エデンの東』も同様に,家族を中心にした人情劇であり,緊張を高めながら和解に向かうという構造は似ている.時代設定も似ている.『エデンの東』は1910年代末のはずであるが,『ブルックリン横丁』の方は1920年代,少なくとも大恐慌の前であり,道路では路面電車とともに馬車が走っている.
 話が人情劇であるから邦題は『ブルックリン横丁』としたのだろう.だが原題の方が中身をよく物語る.映画の冒頭で,主人公らのアパートから見える木が切られてしまう.そのことを父親と娘が悲しむが,木は根が残っているからまた育つと父親が話す.その父親が死んだ後の映画の最後で,娘と弟は木がまた伸びて来るのを目撃するのである.A Treeは,成長するその娘フランシーを象徴するようでもあり,悲しみを超えて生きてゆくこの家族を象徴するようでもある.
 この映画で心優しいダメ親父を演じたジェームズ・ダンはアカデミーの助演男優賞を,フランシーを演じたペギー・アン・ガーナーは子役賞を獲得したという.

# by larghetto7 | 2019-04-28 04:56 | 日記風 | Comments(0)
2019/04/25 木曜 日立が日立化成を売却
日立が日立化成を売却

# by larghetto7 | 2019-04-25 23:19 | 日記風 | Comments(0)
2019/04/19 金曜 庭に自生する花:4月後半

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ナガミヒナゲシ (右下がチューリップ)

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ノゲシ

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ノゲシ

 4月の後半になって前半には見なかった花が出てきた.
 一番上の写真のオレンジ色の花はナガミヒナゲシである.ナガミヒナゲシは,駆除すべき特定外来種ではないが,私がいる市では注意を要する外来種になっている.繁殖力が強く,他の植物を駆逐してしまうらしい.ただ,それ自体はきれいな花なので,好きな方は好きなようである.写真は今朝撮ったけれど,午後にはナガミヒナゲシの花は散ってしまった.なお,同じ写真の右下の黄色の花はチューリップである.おそらく,以前球根を植えて忘れていたが,花を咲かせたのだろう.
 真ん中の写真はノゲシである.花の感じはタンポポに似ている.しかし茎が太くて長い.1つの茎から複数の花柄を出している.一番下の写真もノゲシである.なぜかオレンジ色の花を出している.

# by larghetto7 | 2019-04-19 23:41 | 日記風 | Comments(0)
2019/04/07 日曜 佐野に花見に行く
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 本日,佐野の城山公園に,カミさんと一緒に花見に出かけた.
 昨年は幸手の権現堂堤に花見に出かけた.今年は別の場所を考えた.簡単に行けるのは大宮公園や岩槻の公園である.が,ちょっと北上してみようかということになった.栃木県で行きやすいのは栃木市の大平山と,小山の城山公園である.大平山は以前に行ったことがあり,行くのにいくぶん不便だった記憶がある.小山の方は私が子供の頃によく親に連れられて訪れていた.行ったことがないところで探すと,佐野の駅前の城山公園が思いついたので,おにぎりを持って行ってみることにした.
 最寄りの東武線駅で伊勢崎線に乗りまず舘林に行く.舘林から佐野線に乗り換えて佐野駅で降りると,google mapの通りに城山は駅を出てすぐだった.公園に入ってすぐのところに屋台が4つほど並んでいた.
 佐野の城山公園は大きさや地形が小山の城山公園と似ている.ともに昔城があったところである.小山の方は祇園城とかいったように思う.
 佐野の城山公園は桜はそれほどある訳ではなかった.桜や屋台の量からいうと,昨年の権現堂堤は佐野の10倍ほどであろうと思う.
 見るところもそれほどないので,おにぎりを食べた後に「佐野厄除け大師」(惣宗寺)に行ってみよう,ということになった.試しに ,iPadでgoogle map のナビを使ってみた.「300m先を左に曲がります」といった具合に,地図とともに音声で道順を知らせてくれる.正しく案内するかどうか確認しようと,googleのナビの通りに歩いた.ちゃんと佐野厄除け大師に着いたのである.
 その,佐野厄除け大師であるが,川崎大師の記憶があるので,予想したより規模が小さいと感じた.徳川さんの縁故でできたお寺のようで三つ葉葵の紋を使っている.
 再び,google mapのナビの通りに歩いて佐野駅(JRと東武が隣接)に辿り着いた.

# by larghetto7 | 2019-04-07 18:26 | 日記風 | Comments(0)
2019/04/04 木曜 庭に自生する花
 春なので雑草だらけの自宅の庭にもいくつか花が咲いてきた.草が延びると草を刈る必要があるが,花があるので控えている.
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                     諸葛草

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            オオイヌノフグリ(日が当たらなくなると花は萎む)

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                   (おそらく)ハナニラ

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                   ナズナ(手前,細かい花と葉が出ている)

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                    たんぽぽ(在来種の方だろう)

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                 ホトケノザ

# by larghetto7 | 2019-04-04 00:20 | 日記風 | Comments(0)
2019/03/31 日曜 近所の夜桜三分咲き
 昨年は3月28日に桜が満開になり,花見に行った.今年は,私の住所の辺りではまだ三分咲きといった感じである.関東北部では4/7頃が満開との予報である.埼玉大学だと,卒業式の時にはよく桜が咲いていて,入学式の頃に散る桜の花吹雪になっていたような気がする.
 昨夜,咲きそろわぬ近所の夜桜が奇麗だと思った.先ほど同じ場所に行ってみて写真をとったけれど,目で見ると奇麗なのに iPadの写真だからあまり奇麗ではない.人間の目は広角だから,見た目感じとはえらく異なる.色的にも,フラッシュがないとダメですね.
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# by larghetto7 | 2019-03-31 21:45 | 日記風 | Comments(0)
2019/03/30 土曜 ペン先の向きを気にしないで書く:CP万年筆とフェルトペン
 「ペン先の向きを気にしないで書く」の前の記載で,ペン先の向きを確認する必要のない,かつ,好きなインクを充填できるペンとしてローラーボールに触れた.この記載ではクロスポイントの万年筆とフェルトペンについて書いてみる.

クロスポイント万年筆
 クロスポイント万年筆とは,ペン先の向きがどのようであっても書ける,とうたった万年筆である.ペン先が普通の万年筆と異なっている(形状に関する言語説明は分かりにくいので,説明は省略).クロスポイントの万年筆とよばれるものとしては,セーラーの製品と中国の英雄ブランドのペンがある.セーラーの製品は高価であり,またペン先が英雄などとどのような関係があるか,現物を持っていないので私は確認していない.英雄のクロスポイント万年筆のペン先の形状は Pentel のプラマン トラディオのようであり(ただしプラマンのペン先はプラスティック),他の万年筆のペン先とは明らかに異なる.ただ,英雄のクロスポイント万年筆は,製品版としては日本では販売されていない.私はネットで,入荷したらメールをもらえるように申し込んだ(ただし買うか否かは不明).
 英雄の製品と同じような製品で実際に新品で販売されているのは Loushi Pen の万年筆である(下写真の下).ペン先をどの方向に向けても書けることをうたっている.形状も英雄の製品と似ており,英雄の類似品なのだろう.千円ちょっとであったのでネットで注文して買ってみた.
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 文字幅はMFくらいで,私には細い.が,確かにペン先の向きがどちらでも,書くことは書ける.割と良い.問題はインク漏れがおびただしいことである.安静に置いておくだけでもインク漏れしてしまう.だから結局,使えなかった.惜しいなと思う.インクを入れるコンバータが本体に据え付けであるのもまずい.インク残量が確認しにくい.
 英雄の製品もコンバータは本体に固定なので,Luoshi Pen の製品は英雄製品の完全な模造品かも知れない.

フェルトペン
 もう一つ思いついた選択肢はフェルトペン(Felt-Pen)である(写真の上).私は以前,答案の採点用にプラチナ製のフェルトペンを使っていた(確か「採点用」と表記していたように思う).ペン先がサインペンのようであり,プラチナの万年筆インクカートリッジが使えた.ただ,この採点用だとペン先が太すぎる.分度器ドットコムのサイトを眺めていたら,Fluid Writing というブランドのフェルトペンが売っていたので,買ってみた.千円ちょっとである.Fluid Writing のフェルトペンのペン先はデフォールトで 0.8mmである.が,交換用のペン先(0.8mm-1.4mm)を買えば取り付けられる.私は太い方がよいので1.2mmのペン先を買って付けた.普通の方は0.8mmでよいように思う.
 使用して困ったのは付属のコンバータがやけにゆるかったことである.が,ヨーロッパ型の万年筆用のコンバータにはこのフェルトペンに合うものがあった.私は MonteVerdeのコンバータを差し込んで使っている(MonteVerdeはアメリカのメーカーであるが,仕様はヨーロッパ型である).
 使い心地はよい.実はインク漏れが多少ある.が,使えない訳ではない.このフェルトペンのよいところは,紙との摩擦の感触が鉛筆に近いところが快感になることである.

 と,まあ,ローラーボール,クロスポイント万年筆,フェルトペンという3つの選択肢を試した結果を書いてみた.この3つから選ぶならフェルトペンが無難な選択だろうと思う.これらの選択肢はあくまで,万年筆用のインクで気に入ったものを充填できる,という前提で選んだものである.何れも,少なくともある程度はインク漏れがあるから,万人向けとはいえない.
 だから,例えばカートリッジ式のローラーボール,ジェルインクのボールペンでインクの色が気に入れば,それらの方がよい.また,この間,Pentel のプラマン トラディオという筆記具が優れていることに気が付いた.インクの色が気にならなければ,プラマンは実に優れた製品だと思う(私は青インクのプラマンを買ってみたが,インクの色が気に入らず使うのを止めた).
 Parker に Parker 5th という製品がある.Parker 5th もプラマンと同じようなペン先かなと想像するけれど,買ってみないと分からない.やはり専用のインクカートリッジを使う.

# by larghetto7 | 2019-03-30 19:32 | 日記風 | Comments(0)
2019/03/29 金曜 静岡大学と浜松医科大学との法人統合
静岡大学と浜松医科大学との法人統合

# by larghetto7 | 2019-03-29 16:41 | 日記風 | Comments(0)
2019/03/28 水曜 THE大学ランキング日本版2019
THE大学ランキング日本版2019

# by larghetto7 | 2019-03-28 19:22 | 日記風 | Comments(0)
2019/03/27 水曜 AI人材育成
AI人材育成

# by larghetto7 | 2019-03-27 20:12 | 日記風 | Comments(0)
2019/03/25 月曜 ペン先の向きを気にしないで書く:ローラーボール
 まあ,どうでもよいことであるが….
 私にとって筆記具の基本は万年筆である.好きな太さのペン先の万年筆に好きな色のインクを充填して使う.まあそれでよいのであるが,万年筆が適さない場合がある.万年筆は,人にもよろうが,構えて書くのに適している,と思う.しかしメモ書きのように殴り書きで書くのには万年筆は適さないと感じることがある.万年筆は,書くときにペン先の上下を一瞬確認する.ペン先に正しい向きがあるからである.しかし,ペン先を確認する一瞬(おそらく0.3~0.5秒)がうっとうしく思えることがある.電話に出て急いでメモを取ろうとするような場合である.
 だから,思うままに手書きしようとすると万年筆以外,例えば鉛筆がよい.エジソンはポケットにいつもハーフサイズの鉛筆を入れていたというが,確かにすぐに書こうとすると鉛筆,長さは短めがよいと私も思う.
 ただ,この鉛筆でやる筆記を,自分の好きな色のインクでやりたいとするならどうすべきか? ひと頃そんなことを考えて思いついた選択肢が3つあった.1つ目はローラーボール,2つ目はクロスポイントの万年筆,3つ目はフェルトペンである.
 ここではまずローラーボールについて書いてみよう.

 一般に,ローラーボールという製品は専用のインクカートリッジを使う.私もLamy Safariのローラーボールを台所に置いていて,使い心地はよい.けれども,このローラーボール書きを好きなインクでやりたい.通常のローラーボールは黒色であるが,ブルーインクや赤のこともある.しかしそのブルーが嫌だ,この赤の色合いが気に入らない,ということが起こるのである.そこで好きな万年筆用インクを充填できるローラーボールがあれば,好きなインクで殴り書きできるのである.
 条件を満たすローラーボールで私が持っているのを映したのが下の写真である.
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 一番下のオレンジのペンはエルバン(Herbin)のローラーボール.好きなインクで使える(空のエルバンのインクカートリッジに好きなインクを入れれば使える).エルバンにコンバータがあるかどうかは確認していない.筐体がプラスチックの製品もあるが,写真の製品は少し高い.重量感があるのがよい.写真のペンの中では性能は最もよく,インク漏れがない.しかしペン先が細いので私は使わない.細いペン先がお好きな人には申し分ない製品だと思う.
 下から2番目の透明軸のペンは de Librisというメーカー(ないしブランド)のローラーボールである.製品にコンバータがついていた.使いやすい.ペン先はエルバンほどではないが,やや細めの感じである.ある程度使ったことがある.
 上の2つは昔買った Kaweco のローラーボールである.1本はKawecoの小型のコンバータを付けており,もう1つはエルバンの空のインクカートリッジに好きなインクを詰めて装着している.ペン先は上記のエルバン,de Libris よりも若干太く,そのためにこの中では一番使うことが多い.
 しかし,Kawecoのこのローラーボールは,今は製品版としては売っていない.Kawecoのローラーボールも専用のインクカートリッジを使う方向になったのである.
 好きなインクを詰めるというローラーボールは,エルバンの製品を除いて,持ち運びで振動があると若干はインク漏れが起きる(万年筆でも起きることはあるが).だからローラーボールは一般には専用のカートリッジを使う製品になるのだろう.
 コンバータでインクを充填するローラーボールの隠れた問題点は,ペン先のボールが何時まで持つか,という点かも知れない.カートリッジ式の普通のローラーボールであれば,インクを変えるときにボールも変わる.しかし同じボールをどこまで使い続けられるのか,その点は不安がある.上の写真には載せなかったが,私は10年くらい前に MonteVerde の Mega Ink とかいう,コンバータでインクを充填するローラーボールを使っていた.このローラーボールは筐体がでかいので,物珍しさで気に入って使っていたのである.確か飛行機の中でインクがあふれたのをきっかけに使わなくなったと思う.気圧の問題だろう.その Mega Ink については,ボールの付いたペン先を交換するようになっていて,何メートル書いたらペン先を取り換える,という指示になっていた.つまり1つのボールで使い続けるという想定ではなかった.万年筆の場合,華奢に見えても,ペン先は落とさない限り頑健に使えるのであるが,ボールとなるとどうなのか,その点は専門家に聞いてみないと分からない.

 次の機会にクロスポイントの万年筆について書いてみる.

# by larghetto7 | 2019-03-25 20:53 | 日記風 | Comments(0)
2019/03/24 日曜 A5ノートという選択
 2年前に退職してから,私はA5のノートを使っている.
 退職までは,私のノートはA4だった.もう少し正確にいうと,10年くらい前にメモ帖としてA5ノートを使っている時期があった.少し大きめの手帳の感覚である.しかし,手書きのメモ帳としては私はミドリ(Travelors Factory)のTraveler's Notebook を使うようになった.Traveler's Notebook は実に魅力的で,カスタマイズ出来て,文具ファンにはたまらないアイテムだろう.が,その後この大きさの持ち歩き用として iPad を使うことにしたので,心残りはあるが Traveler's Notebook も使用しなくなった(実は何年か前の新品カヴァーが1つ未使用で残っている─欲しい方には差し上げますよ).iPadの使用とともに,手書きノートはA4になったのである.
 ところが,退職の前後に大学と自宅で荷物の整理をしたところ,A4とA5のルーズリーフが随分と出てきたのである.A4は使うだろうが,そうなるとA5のルーズリーフが無駄になる.もったいないなぁ,と思って,A5ノートを使い始めた,という経緯である.
 A5用の,皮か何かの表紙のバインダが欲しいところだった.が,自宅には猫が沢山いるのでダメなのである.猫が爪研ぎをしてしまう.
 バインダをどうしようかと文具店を眺め,コクヨの超薄型バインダーというやつが目に入った.このバインダだと表紙を折り返して1面だけを表に向けることができる.退職後はどこかコーヒーショップに入ってノートを広げることがある.テーブルが狭いからA5ノートの片面だけを出せると大きさが手ごろなのである(下写真).写真のように,多くの場合,私はノートを横にして書く.カード感覚で使える.例えば何か電話で問い合わせてメモをとる,といった場合に大きさがちょうどよい.コクヨの超薄型バインダーは優れモノと思う.
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 しかしコクヨの超薄型バインダーは真ん中のリングを下にして書くと手がリングにあたって書きにくい.その後,King Jim の,テフレーヌ(TEFRENU)という同じようなバインダの製品があることに気が付いた.テフレーヌはリングが両端にしかついていないので,ノートの2面を使って書くことが容易になる(下写真).写真のように使うと,ノート2面がA4ノートの大きさになる.だから最近はテフレーヌの方を好んで使う.
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  テフレーヌも表紙を折り返すことができる.が,やってみれば分かるが,折り返すのはコクヨのバインダの方がやりやすい.
 コクヨにせよKingJimにせよ,文具メーカーがほんとによく考えていますよね.
  そうやってA5ノートのルーズリーフを使っているうちに,家に溜まっていたA5ルーズリーフも最近,ほぼなくなったのである.

# by larghetto7 | 2019-03-24 22:17 | 日記風 | Comments(0)
2019/03/23 土曜  文系を学ぶとバカになるのか?
文系を学ぶとバカになるのか?

# by larghetto7 | 2019-03-23 22:42 | 日記風 | Comments(0)
2019/03/16 土曜 国立大学のキャッチフレーズ
国立大学のキャッチフレーズ

# by larghetto7 | 2019-03-16 23:25 | 日記風 | Comments(0)
2019/03/15 金曜 法人化後の3代目学長(下)
法人化後の3代目学長(下)

# by larghetto7 | 2019-03-15 20:06 | 日記風 | Comments(0)
2019/02/28 木曜 DVDで『ルシアンの青春』を観る
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 県立図書館で借りたDVDの『ルシアンの青春』を観てみた.この前観た『鬼火』と同じルイ・マル監督作品である.
 『ルシアンの青春』は,表題が与える印象に相違して,清々しい青春恋愛物語ではなかった.原題は Lacombe Lucien,つまり主人公の名である.Lacombe, Lucien と表記されることもある.ラコンブ(Lacombe)が姓であるから後者の方が分かりやすい.
 物語の舞台はナチス占領下のフランス南西部,時期はノルマンディーに連合軍が上陸した,その直後くらいである.ルシアンは農村出身の17歳の少年(青年)であり,美徳も教養もない.病院の掃除夫をしていたが仕事はつまらない.そこでレジスタンスに入ろうとするが断られる.その直後にひょんなきっかけからドイツ警察(ゲシュタポのフランス支部のようなもの)の手下になる.ドイツ警察の一員になることで金回りがよくなり,物資も手に入る.権力を笠に着て小悪党ぶりを発揮して行く.隠れて住んでいるユダヤ人のオルン(Horn)一家のフランスという娘に恋をして,ねんごろになってしまう.しかしルシアンが原因でフランスの父のアルベールがドイツ警察に捕まりドイツ軍に送られる.その後,フランスとその祖母ベラが連行されるときに,ルシアンはドイツ兵を撃ち殺して,フランスと祖母と一緒にスペインへの逃避行をするのである.
 この作品が有名である要因の1つは,脚本にパトリック・モディアノ(Patrick Modiano)という有名な作家が入っていることだろう.モディアノはこの映画公開の直後くらいにノーベル文学賞を受賞している.私は読んだことはないが,モディアノはドイツ占領下の人々の生活を描き続けたらしい.
 この作品が凡作でないのは,「ナチスは非人間的だ」,「ナチスを許さないぞぉ」という作品ではない点である.DVDでこの作品を観た後にネットでこの作品の記載を調べてみたところ,私の記憶とは若干異なるあらすじの記載がいくつかあった.ルシアンがドイツ兵を殺してフランスらを逃そうとするのは,ナチスの非人間性に気づいて我に返ったから,とか,ルシアンら3人は最後にゲシュタポに殺される,といった記載である(元の文をコピィしたんだろう).しかしこうした反ナチ解釈は,映画の中身とは異なる.ルシアンが突然ドイツ兵を撃ち殺す理由ははっきりせず,強いていえば親しいフランスを救おうとする,それだけのことだろう.しかも,ルシアンが殺されるのはその通りであるが,殺すのはゲシュタポではない.これらの記載は「反ナチス・スキーマ」による誤認だろう.反ナチス・スキーマからすると,ルシアンの行動はナチスの非人間性の故でなければならず,ルシアンを殺すのはゲシュタポでなければならない,という「民主的な」推論が生じ,その推論の通りに「無かったことも思い出す」効果が出てしまったのだろう.
 この作品の意味は私には分かりかねる面があるが,それでも占領下の状況で生じる普通の人々の人間的な喜びや悲しみを印象的に描いている.何の美徳もなく,およそ好意を抱ける対象ではないルシアンが,観ているうちに愛おしく思えてくるのは不思議な気がする.
 ルシアンを演じた俳優はピエール・ブレーズといい,一般公募で採用された人らしい.名前が先年亡くなった,作曲家兼指揮者のピエール・ブーレーズと似ていたので,念のため調べてみた.俳優の方は Pierre Blaise であり,作曲者兼指揮者は Pierre Boulez である.Pierre Blaise の方はこの作品を撮った2年後に交通事故で,二十歳くらいで亡くなったという.

# by larghetto7 | 2019-02-28 19:36 | 日記風 | Comments(0)
2019/02/17 日曜 国立大学が直面するかも知れないいくつかの事柄
国立大学が直面するかも知れないいくつかの事柄

# by larghetto7 | 2019-02-17 00:37 | 日記風 | Comments(0)
2019/02/12 火曜 『日本国紀』を読んでみる
 1月の末にamazonで百田尚樹の『日本国紀』と高橋洋一の『「文系バカ」が,日本をダメにする』を注文した.夕方にネットで注文して次の日の午前中に届いた.台所に置いて合間に読んでいた.
 その『日本国紀』であるが,なるほど,売れるだけあってよく書けていると思う.歴史ものということだと,私が学生の頃は司馬遼太郎がよく読まれた(今も読まれている).司馬遼太郎の文章は自分の中に感動がこみ上げるのを感じながら書いているようなところがあり,しばしば長いセンテンスがあり,やや持って回った言い方をするところがある.その当時の様式だったのだろう.会津藩が幕藩体制の最高傑作だとか,西南の役の薩摩軍が当時世界最強の軍団だったとか,気持ちは分かるが何を根拠に言っているか分からないところもあった.けれど,そこが作家自身の感動を読者に伝えるようなところがある.対して百田尚樹の『日本国紀』はクールである.センテンスが明解であり,センテンスの長さも程よく制御されている.読みやすいテンポの文章である.ある意味『理科系の作文技術』的な所があるのが今日的なのだろう.
 『日本国紀』の特徴と私が思ったのは次の点である.
 第1に,おおまかな日本政治史である.歴史の流れの概略を伝えることに主眼があり,細かい点は省略している.大河ドラマ常連である新選組や戦国武将にはほとんど触れていない.大きな流れからは重要でないからだろう.鎌倉時代など,北条政権内部での権力闘争などは面白いと思うのだが,鎌倉時代の最初と最後,それにいわゆる元寇しか出てこない.
 第2に,江戸時代以降に多くの頁を割いている.全体が505頁であるが,163頁から江戸時代に入る.「第7章 幕末~明治維新」が終わるのは280頁である.だから明治以降が4割強を占める.江戸時代に頁を使っていることは,日本の近代を語る上で江戸時代が重要だったからだろう.R.P.ドーアの『江戸時代の教育』が流行った頃に学生だった私にはよく理解できる.
 第3の特徴はこの本が歴史上の人物をうまく取り上げていることである.幕末の小栗忠順が優れてた人であることは私も知っていた.が,水野忠徳や,平岡公威(三島由紀夫)の名前の由来だったという古市公威などは,私は知らなかった.司馬遼太郎の小説でも描かれる宇和島の嘉蔵も出て来る.「こんな立派な人がいましたよ」というのがメッセージであるが,反面,節操のない人も登場する.これら人物の記述が歴史の流れを親しみやすいものにしている.
 第4の特徴は近現代史の箇所で中国や南北朝鮮からのプロパガンダに対応した記載が多いことである.その点は日本の歴史をすっきり書くという点からすれば過剰に思える.しかし記録による記載であり,中身はその通りと思う.その過剰さは了とすべきだろう.
 特に上記の第4の特徴のためと思うが,左翼陣営は例によってこの本を批判攻撃していると聞く.それら批判について東大生のようなYouTuberがまとめて解説していた動画を目にする機会があった.よく調べたものである.たいした問題はない,が結論だった.まあ,その通りだろう.
 本の中では書いていないと思うが,たぶん著者には,学校で教える日本の歴史がこのようであるべきだという主張があるように感じる(著者は「受験生は読むな」といっているようだが).今から10数年前,私は娘の歴史の教科書を偶然に見て驚いたことがある.日本暗黒史のようだった.資料集は土一揆・農民一揆の話ばかりで,マニアックに過ぎる.すんなりと日本の歴史を明るく述べることは,特に学校教育では配慮すべきことと思う.

# by larghetto7 | 2019-02-12 22:43 | 日記風 | Comments(0)
2019/02/07 木曜 今年の埼大の入試
今年の埼大の入試

# by larghetto7 | 2019-02-07 16:29 | 日記風 | Comments(0)
2019/02/07 木曜 法人化後の3代目学長(中)
法人化後の3代目学長(中)

# by larghetto7 | 2019-02-07 11:34 | 日記風 | Comments(0)
2019/02/01 金曜 DVDでルイ・マルの『鬼火』を観る
 ルイ・マル監督作品の映画『鬼火(Le feu follet)』を県立図書館から借りてきたDVDで観てみた.少し前に『踊るブロードウェイ』を観たが,以前にその作品と一緒に借りて来たものの,観なかった映画である.1963年に公開されたフランス映画である.
 この映画は情事の場面に始まり,主人公の自殺場面で終わる.その間の2日の物語である(数え方では3日).
 正直いって私には,この映画の意味が分からない.
 有名な文学作品を読んでも,私はしばしば意味を理解できない.例えばホーソーンの『緋文字』なら,山場がはっきりしているし,緋文字を胸に刻んだ女と苦悩する牧師の悲しい物語であるとしてすぐに理解できる.しかしそういう分かりやすい文学作品は私には少ない.同じ頃のアメリカの文学作品である『白鯨』は何なのか?『異邦人』など,何の意味がある作品なのか?『鬼火』はそういう,私には分からない文学作品のようなものだった.しかし分からない割には私の眼は画面にくぎ付けになっていた.そこが不思議である.
 主人公はアラン・ルロワという30歳の男性である.物語の舞台は,主人公が入院している療養所があるヴェルサイユと,パリである.この主人公がどういう人であるかの情報は話が進むにしたがって部分的に少しずつ分かるようになっている.しかし分かる部分は一部に過ぎない.会話の中で軍人として活躍したことが出て来る.しかし軍人だった状況は分からない.この映画の当時であればアルジェリア戦争に従軍したのかも知れない.あるいは,ド=ゴールを暗殺しようとした側にいたのかも知れない.映画の中には昔の仲間のような人物が出てきて,今は安穏な市民生活をしていたり,まだ戦っているとかいう者もいる.フランスにとってアルジェリア戦争とは,アメリカにとってのヴェトナム戦争より意味が大きかったろう.
 主人公のアランは7月23日に死ぬことに決めている.その前日にパリに出て昔馴染みの人たちに会う.死ぬ前に会いたかったようでもない.死ぬことを引き留められることを期待したようでもない.ただ死ぬしかないことを確認するかのようである.
 アルジェリア戦争かどうかは分からないが,この主人公は何かの祭りを経験しているのだ.その祭りが終わった後で自分の居場所が見つからないかのようである.
 モノクロの画面が例によって美しい.パリのカフェで一人になったときの不安の描写が印象的である.エリック・サティの,今はポピュラーになったピアノ曲を使ったことでもこの映画は知られている.出て来る女優は美人が多く,ジャンヌ・モローも冴えない役でちょっと出て来る.
 偶然であるが,7月23日は私の父の命日であり,私にも忘れられない日なのである.

# by larghetto7 | 2019-02-01 20:26 | 日記風 | Comments(0)
2019/01/25 金曜 法人化後の3代目学長(上)
法人化後の3代目学長(上)

# by larghetto7 | 2019-01-25 22:56 | 日記風 | Comments(0)
2019/01/03 木曜 DVDで『踊るブロードウェイ』を観る
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 年末に県立図書館から映画のDVDを2つ借りてきた.明るそうな映画と暗そうな映画である.借りたまま観ずに返却期限が近付いたので,観ようと思った.正月なので明るい方,つまり『踊るブロードウェイ』を観てみた.

 予想したことであるが中身は下らない.田舎(といってもNY州のオールバニ)から花のニューヨークに出てきた若い女性が望み通りブロードウェイの新作ミュージカルの主役の座をつかむ,という話である.この種のplotは,実話を含め,アメリカ映画には沢山ある.
 中身は下らないが,中身はどうでもよいのだろう.踊りがふんだんに出てきて,観ていて楽しめる.それでよいのだろう.豪華で夢のような世界を描いている.
 踊りというのが,ヨーロッパで人気を博した,例えばジョセフィン・ベーカーのような踊り(それほど性的ではないが)をほうふつとさせる(ジョセフィン・ベーカー自身は米国ミズーリ州の生まれで,後にフランスで国籍を取った).
 この映画,原題は Broadway Melody of 1936という.公開されたのは1935年である.調べてみると,もともと1929年作で Broadway Melody という同じような映画が公開され,その続編である.この of 1936 の後に Broadway Melody of 1940 というのが,1940年に公開されたらしい.
 この映画にあるブロードウェイの世界は,第2次大戦後にアメリカ文化の象徴として日本に輸入されたように思う.美空ひばりなどもその影響下で登場しているだろう.

 描かれるのは夢のような美しい世界であるが,Broadway Melody の最初の1929年版が出たときも,その後も,米国は不況だったのではないか,こんな映画を作ってよかったのか,という点が気になった.
 調べると,最初の Broadway Melody が公開されたのは1929年の2月であり,大恐慌が起きるのは10月であるから,まあ,あり得たのだろう.今回観た映画が公開された1935年も,大不況から回復した時期らしい(その直後にまた下降線になる).1940年のなると戦時体制になり,不況の影響は曖昧になってたのだろう.そういう意味では,大まかには経済的に厳しい時期ではあったけれど,まだ世間では華やかな世界もあったとして矛盾はない.
 しかし,1936年というと,日本では226事件が起きた時である.アメリカは余裕があったんだな,と思う.
 映画の画像も音声も状態が良い.音楽でもいえるのであるが,1930年代になると録音も映像も技術が上がっているように思う.

# by larghetto7 | 2019-01-03 23:29 | 日記風 | Comments(0)
2019/01/01 火曜 いつもの初詣
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 例年のように元日0時の少し前,カミさんと一緒に近所の千勝神社へ初詣に出かけた.通常より5分ほど早く家を出たせいか,まだ混んでいなかった.今年は風が弱かったので,あまり寒くなかった.例年だと神社の旗が強風にはためく記憶がある.
 この初詣風景にも少子高齢化の波を感じてしまう.

# by larghetto7 | 2019-01-01 11:40 | 日記風 | Comments(0)
2018/12/31 月曜 年末のベートーヴェン
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 年末にベートーヴェンの一連の作品の録音を聴いてみるのが,長い間の私のパーソナルな儀式になっている.昨年はベートーヴェンの交響曲全集を年末に聴いた.今年は弦楽四重奏曲全曲を聴くことにした.

 ベートーヴェンの作品類型で生涯を通して作曲したのが,交響曲,ピアノソナタ,それに弦楽四重奏曲であると言われている.例えば,私はベートーヴェンのヴァイオリンソナタは好きであるが,9番のクロイツエルでも1803年の作であり,作曲は比較的若い時期に集中している.しかし交響曲,ピアノソナタ,弦楽四重奏曲は前期,中期,後期にまたがって作曲されている.
 とはいっても,それら3類型にしても,生涯を通じてコンスタントに作曲していた訳ではない.交響曲については,8番から9番を書くまでに10年の間隔がある.要するにベートーヴェンは後期には交響曲を実はあまり作っていない.一番コンスタントに作っていたのは,おそらく日頃から使っていたピアノ曲だったろう.
 弦楽四重奏曲について言うと,詳しく存じ上げないが,実はまとめて作っていたように思える.1番から6番までが「初期」になると思うが,それらは1つの作品番号が付いている(op.18-1~18.6).中期はラズモフスキーに代表されるけれど,その3曲も作品番号はop.59である.後期の弦楽四重奏曲はどれも独自であり,作品番号も別々であるが,後期の12番から16番は1825-1826の2年間で作曲されている.だから,確かに初期,中期,後期で作曲はしているけれど,気分が乗ったときにまとめて書いた,ということなのだろう.

 私事でいうと,確か高校生のときに,私は偶々,スメタナ弦楽四重奏団による15番のLPを買い,ひと頃そのLPだけを何度も繰り返し聴いていた.高校生にはLPは高かったから,それほどLPを買うことはできない.ベートーヴェンの弦楽四重奏曲のLPは,他にラズモフスキー辺りを1枚持っていただけである.だから私は15番だけを聴いていて,しかもその1曲に感動していたのである.今でも15番だけは特別だと感じている.
 さて,この年末でどの演奏を聴くかであるが,Apple Music でアマデウス弦楽四重奏団を聴くことが多かったので,アマデウス弦楽四重奏団の演奏にした.私が聴いた中では,アマデウス弦楽四重奏団はシューベルトの作品が美しかった.バリバリ弾く,というよりは,情感豊かに演奏することが得意な気がする(錯覚かも知れないが).
 アマデウスの録音でベートーヴェンの弦楽四重奏曲全16曲の演奏時間は約8時間である.交響曲の場合,(演奏によるだろうが)ハイティンク=ロンドン響で約6時間であるから,やや長い.むろん,ピアノソナタ全曲よりはずっと短い.
 通して聴いていて,はやり10番「ハープ」辺りからステージが上がって行くように思えた.どうしても15番を熱心に聴いてしまう.私にとっては,大作の13番や名曲の誉れ高い14番より,15番に親しみがある.

 ベートーヴェンとは関係ないが,冒頭の写真は Eva Cassidy というアメリカの歌手の写真である.偶々 Apple Music で聴いて,2018年に好きになった.
 Eva Cassidy は1992年にデビューして1996年に亡くなっている.活動期間は4,5年に過ぎない.生前はそれほど売れていなかったようであるが,亡くなってから彼女の曲がチャート入りするようになったという.当然,録音は少ない.その少ない録音を組合せを変えてアルバムにしているようである.
 Eva Cassidy は,テンポ遅め,情感強めという,私が好きなパタンの歌手である.例えばスタンダードの Autumn Leaves(枯葉)など,何度も聴き返した.
 「枯葉」はもともとフランス語の歌である.私が持っているクラシック系の音源にフランス語の曲が入っていた.YouTube で見るといろんな歌手による演奏が出て来るが,やはりイヴ・モンタンが良いように思う.フランス語を英語にしたとき,歌詞は変わっている.フランス語の「枯葉」は都会的な世界であり,英語による「枯葉」は田舎の情景を連想させる.

# by larghetto7 | 2018-12-31 17:56 | 日記風 | Comments(0)
2018/12/22 土曜 改革強化プラン(H25)はなぜあの格好になったのか?
改革強化プラン(H25)はなぜあの格好になったのか?

# by larghetto7 | 2018-12-22 18:50 | 日記風 | Comments(0)