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野良当時の赤白 我が家で飼っていた猫の赤白(あかしろ)が10月23日(月曜)の昼頃に死去した.本日,10/25日(水曜)に,カミさんと一緒にペット霊園の火葬場で火葬してもらって来た. 赤白は元来ボス猫的な,強い,攻撃的なオスの野良猫だった.他の猫の多くはこの猫を避ける.喧嘩もよくする.ただ段々歳を取ってきたせいか,怪我をすることが多くなった.そのまま外で暮らさせることには不安に思えるようになった.そこで捕獲して家の中で飼うことにした. 赤白が我が家にいたのは2年くらいだろうと思っていた.が,日記を調べると赤白を私が捕獲したのは2019年2月14日だと分かった.4年以上,我が家にいたことになる. 実は捕獲した時点で身体は弱っており,よく水を飲むので確実に腎臓を悪くしていると思えた.が,家で飼うと,与える食餌はよく食べた. ただ,次第に食は細くなっていった.そこで食糧には食べやすいものを選ぶようにした.ある時点から食がかなり細くなったので,栄養補給のために日に2度,強制給餌をして栄養を補給した. 赤白の体調には上下の振動があったが,長期的には次第に下降していった. 死ぬ少し前は,人間でいえばボケたような状態だったかも知れない.死ぬ2か月前くらいから,トイレにではなく,自分の寝る場所に大便をするようになった.大便のコントロールができないのだろう.日に2度くらい,ペットシーツを取り換えていた. 亡くなる数日前くらいから,強制給餌以外には食べなくなっていたと思う.最後に強制給餌をしたのは死ぬ1日前くらいであり,そこから後は水分補給だけにした.その頃からケージの中でしゃがんでじっとしていた.静かに息を引き取った. 私が家に猫を引き入れるのは,可愛がろうと思うからではない.野良として外に置いておくと危ないからである.ある意味,死に場所を与えてあげたいという気持ちからである.死にかけると猫は誰にも見つからない,攻撃を受けない場所を探してそこで死んでゆく.家の中に置けば外敵がいない状態を与えることができるから,その方がよいと思う. 実は赤白という名前の猫は我が家には以前にもいた.やはりボス猫的な,強い猫だった.それでも外で傷を負い,その傷が元で亡くなった.今回の赤白も家で引き取ってあげて正解だったろうと思う.赤白の我が家での晩年は,養老院にいたようなものだったろう.
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by larghetto7
| 2023-10-25 22:58
| 日記風
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メジャー作品とマイナー作品 新海誠監督の『すずめの戸締まり』について,私は公開前から1つの予想を持っていた.新海誠の2011年の監督作品である『星を追う子ども』の内容が『すずめの戸締まり』に反映されるだろう,という予想だった. 2016年公開の『君の名は。』,2019年の『天気の子』,それに今回2022年の『すずめの戸締まり』はいわばメジャー作品である.この3作については,意図的に興行成績を上げることを意図して製作されている。他方、2013年公開の『言の葉の庭』より前の作品については、興行的な関心よりは「作りたい作品を作る」という方針で作品が出来上がっていたような気がする(マイナー作品)。2013年公開の『言の葉の庭』がメジャーとマイナーの中間的作品だったように思う。 そのメジャー作品の最初の2つは、実はマイナー作品の中からかなりアイディアが出ているように私には思えた。 メジャー作品の『君の名は。』は、タキとミツハは別々の世界に生きていて、会いたくても会えない、また違った世界に戻ると元居た世界のことは忘れる、という設定で成り立つ。この設定はマイナー作品の『雲のむこう、約束の場所』で使われていた。夢の世界にいるサユリにヒロキは会うことができない。そして夢から覚めたサユリは夢の世界でのヒロキのことを思い出せなくなる。別々の世界にいるタキとミツハは特別な「かたわれどき」に会うことができるのであるが、サユリとヒロキもサユリのいた病室でなぜか魔法のように邂逅を果たす。 会うことができないタキとミツハはマイナー作品『秒速5センチメートル』のタカキとアカリのようなのだ。『君の名は。』の最後でタキとミツハが神社の階段ですれ違い、互いに目指す相手であることを確認して終わる。他方、マイナーの『秒速』では、最後の場面でタカキはアカリに会うことができない。『君の名は。』でのこのラストは、『秒速』で果たせなかった二人の邂逅を実現させるというファンサービスだったような気がする。 マイナー作品を観て私が思ったのは、新海誠は「結局は成就しない2人の愛」という純文学的なモチーフを維持したことである。しかしメジャー作品では、ファンサービスが優先され、最後に2人は結ばれる可能性を残して終わった。 メジャー作品の『天気の子』はマイナー作品の『雲のむこう、約束の場所』のプロットの構造をそのまま使っている。『雲のむこう、約束の場所』ではヒロキの選択は「世界を救うか、サユリを救うか」だった。『天気の子』の主人公ホダカにとって、選択は「東京を救うか、ヒナを救うか」だった。両作品のプロットは別個であるが、その構造は基本的に同じだった。ヒロキは迷わずサユリを選び、ホダカはすべてを捨ててヒナを選んだのである。 このように考えると、マイナー作品でいろんな実験を試みた新海誠は、メジャー作品でマイナーの実験素材を入れ込んでいるとみるべきだろう。 ここまでの私の推論(思い込み)が正しければ、メジャー3作目の『すずめの戸締まり』では、まだ使われていないマイナーの大作である『星を追う子ども』が入り込んで来るだろう ー これが私の予想だった。 『星を追う子ども』と似た『すずめの戸締まり』の設定 実際に『すずめの戸締まり』を観て、『星を追う子ども』から採用されたと思えた点を箇条書きで上げてみる。 1.主人公が女性であること 新海作品で女性が主人公になる最も近い作品は『星を追う子ども』である。そしてその主人公アスナ(明日菜)は仕草が男の子のようなのだが、その点もスズメと似ている。 2.主人公の保護者が女性一人 アスナの保護者は実の母で片親の設定だった。スズメの保護者はおばのタマキ(環)であり、実質的には片親である。なおアスナは看護師になろうとしているようであるが、アスナの母は看護師(看護婦)の設定だった。 すずめもアスナもその保護者の心配をよそにして行動する設定である点も似ている。 3.主人公が男性に一目ぼれする アスナはアガルタ(地下の国)から来たシュンに一目ぼれする。スズメもソウタ(草太)に一目ぼれしてしまう。しかもシュンとソウタは、作品ができた時代としては珍しい長髪なのである。 4.主人公は愛する者の復活を願い異世界を目指す 『星を追う子ども』の実質的な主人公は亡き妻を復活させようとするモリサキのようにも見える。モリサキは妻を復活させるためにアガルタに入り込む。そのモリサキにアスナはついてゆく。アスナがアガルタに行くのは、彼女の亡き父がアガルタ出身者であったからかも知れないし、亡きシュンを復活させようとしたからかも知れない。、y 『すずめの戸締まり』では常世で要石になったソウタを復活させるために常世に向かう。 5.猫様の生き物による道案内 『すずめの戸締まり』ではダイジンと呼ばれる猫(実は神獣)がすずめの周囲に出没し,すずめの道案内をする。最後にダイジンはスズメとともに常世に入り、ソウタやすずめの代わりに常世で要石になる。 『星を追う子ども』でもミミと呼ばれる猫のようなリスのような生き物がアスナの周りに現れ、一緒にアガルタに入ってゆく。ミミはアスナたちの道案内の役割を果たす。 6.主人公の幼少期の描写 『すずめの戸締まり』では冒頭で震災後の荒れた野原を小さい女の子が彷徨う場面が描かれる。その女の子が4歳の時のすずめであることは最後に明かされる。『星を追う子ども』では、父を亡くした直後の母親とアスナが父の墓に参る様子が描かれる。そこで描かれるアスナの姿が4歳のすずめと、絵的に似ているなと感じた。 7.落下を助ける生き物 細かい点であるが、『すずめの戸締まり』ではすずめが高いところから落ちるシーンが2度ほどあり、いずれもダイジンがすずめを包み込んですずめを守るように描かれる。実は『星を追う子ども』でもアガルタである生き物がアスナらを飲み込んで高いところから下に下す場面があった。すずめがそのようにしてダイジンに助けられる箇所を観て、『星を追う子ども』でも使われた設定だな、と感じた。 8.最後の場面は異世界のきれいな星空 『星を追う子ども』ではほとんど最後の、死者を復活させようとする場面で、地下世界なのにきれいな星空が描かれる。『すずめの戸締まり』でも最後の異世界に入った場面の世界で、すずめは4歳のすずめに対面する。そのときがやはりきれいな星空なのだ。情景のコンセプトが両作品で似ているなぁと思わせる場面だった。 両作品のテーマは似ているか? 上では両作品が物語の設定上で似ていると私が思った点を挙げてみた。が、これらの点はあくまで表面的な類似に過ぎないだろう。より本質的な面で、つまり作品のテーマという点で両者は似ているといえるのか? あくまで私の水準でいうことであるが、ある程度テーマの類似性もあるのだろう。 『星を追う子ども』のテーマは、親しい人の死を受け入れてなお生きてゆこう、ということであると私は思っている。アニメにしては重いテーマを負った作品なのだと思う。『すずめの戸締まり』は、最後の場面でやっとテーマ性が現れたのではないか? そのテーマとは、自分が過ぎ去った人からの愛を受けていたことを感じ取り、そして生きてゆこう、ということだったように思う。両者にはテーマの上でも類似性があったんじゃないか、と今は考えている。 新海誠は寡作の作家であり、自分が宿しているテーマを大事に展開する人ではないか? そして、大作といってよい『星を追う子ども』というマイナー作品の中で展開したテーマを、メジャー作品としてまとめなおしたのが『すずめの戸締まり』ではなかったのか? そんな気がしている。
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by larghetto7
| 2023-10-17 01:37
| 日記風
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本日,江東区の深川江戸資料館で坂梨カズ氏の公演「おいなりさん ~ 江戸庶民の信仰と食」があり,カミさんと一緒に聴きに行った.最寄りの清澄白河駅は私が住んでいる久喜から乗り換えなしで行ける.駅を降りると同資料館は思ったより近かった.公演前に資料館の展示を眺めた.もう少し時間があれば良かった. 公演はなかなか面白かった. 展示資料の中にあった江戸時代の深川の地図によると,深川というのは基本,大名や旗本の武家屋敷が並んでいたようだ.芸者でもいるような歓楽街のように思っていたが,全然違った. 資料館の雰囲気は何となく,スカイツリー下の墨田水族館のように,江戸情緒を売りにしている.格好としては,規模は小さいが,京都太秦の映画村のようかな,という気もした. #
by larghetto7
| 2023-10-15 22:32
| 日記風
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by larghetto7
| 2023-10-13 00:01
| 日記風
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劇場用の映画は劇場のスクリーンで観るのが最適なように調整されている.だから劇場に行くべきなのだが,私は本を読むようにこの映画を観たいと思っていた.見落とした点やあやふやな点があればすぐに巻き戻したい. 『すずめの戸締まり』が何時Amazon Primeに登場するか,と思っていた.私のメールアドレスにはAmazon Primeで新規に利用可能な主要映像の連絡が届く.しかし『すずめの戸締まり』の連絡はずっとなかった. 先日,Amazon Primeに入って検索してみたら,なんと『すずめの戸締まり』はちゃんと,有料タイトルとしてではあるが,入っていた.メールで連絡があったのは,無料で観られるタイトルだったのだろう. かくして先日,Amazon Primeでやっと,私は『すずめの戸締まり』を観たのである. 事前の宣伝コピィでは,『すずめの戸締まり』は新海監督の集大成にして最高傑作,とうたうことがあった.集大成とは思えず,最高傑作であるかどうかは考えようではある.が,良い作品だった.泣ける作品だった. 予想外のことだったのは,この作品がまさに3.11の東北大震災の鎮魂歌だったことである.この映画の公開日を11/11に設定したのは,おそらく大震災の11日に合わせたためだろう. この作品の雰囲気はすずめが岩手県の宮古を目指す時から一変するように思う.すずめが3.11の震災の被災者であることが分かるからである.そのことによって,すずめが何を引き摺って生き,すずめの家族がどのようであったかがはじめて観る者に明かされる.映画冒頭に現れた女の幼児は被災した直後の4歳のすずめであり,その4歳のすずめが会った女性が誰であったかという謎解きが最後になされる.すずめは家族に愛されていたことを実感し,この映画は終わる.これは泣けますよね.
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by larghetto7
| 2023-10-04 22:33
| 日記風
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