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2014/08/24 日曜
学部長室

by larghetto7 | 2014-08-24 23:45 | 日記風
2014/08/23 土曜 教員免許の更新講習
 一昨日、教員免許の更新講習を担当した。この何年か、私は1年おきに担当している格好である。当日の集合場所に出向いたところ、理学部長殿と顔を合わせた。ウチの学部もそうであるが、担当したがる先生は少なく、どうしても役職者が担当する羽目になるのであろう。
 2時間の講義3コマであるから、通してやるとやはり疲れる。とはいっても、聞いているよりは楽だろう、と思いながら話していた。
 講義だけであればまだよいが、今、目の前には答案があって、早めに採点しないといけないな、と思う。眺めてみると現職の教員の方らしい記述が目立つ。
 一昨年担当した折には、非常勤の先生と題名が近かったせいか、ざわざわ文科省からクレイムがついて、閉口した。今年はその点を気にして、非常勤の先生が個人側の議論をするので、私の方は集団の社会心理学という題名にして、違いをはっきりさせたしゅとう
 書類を眺めていると、受講者は1講習あたり6千円払うようである。まあ、やっている側なのでこの講習に6千円の価値はないよね、とは言わない。けれども、それだけの出費をさせられるのは気の毒な気がする。聴くことにそれなりに意味があるとは思うのであるが、その講習の中で試験をやるというのも、単に短期記憶をはかるだけで、どれほど意味があるか、という問題もあるだろう。
 民主党政権は更新講習の廃止を公約に掲げたはずである。今あらためて、あの民主党政権は何だったのか、と思い返す。民主党政権時代の何とかいう文科副大臣の名前は、当時、全学の会議でさんざん聞かされたが、先の総選挙では、そのお方が早々と落選になったのが妙に記憶に残っている。
 
by larghetto7 | 2014-08-23 23:45 | 日記風
2014/08/17 日曜 新たな成績評価方式
 大学の一斉休業期間はお盆で墓参りをしていた訳であるが、合間に前期の成績処理をすることになった。休業といいながら忙しい。
 長く大学教員をやっていると成績をつけることにも慣れている。しかし、考えてみると次年度から、新たな成績評価をすることになっている。この点ではかなりの不安を覚える。問題は、成績評価方式を変えるなら同時であり、旧方式との共存には無理があることである。

 GPAが4.0スケールになることに合わせて、個々の授業の成績も5段階(0~4)になる。中間段階(例えば 2.5)でつけてもよいことになっているが、その点は本質的ではない。本質的なのは、今までの加点・減点方式で数字を出していた方式ではなく、文字通りのgradingに移行する(建前になっている)ことである。つまり、加点・減点方式の成績の出し方は、額面通り受け取れば、今後は通じなくなることである。
 しかし、この前の全学の会議での話では、同じ授業の出席者であっても、新方式を適用するのは新入生の学年からであり、それ以前に入学した学生については旧方式(100点満点)で成績をつける、という。会議の場で私は「それは無理でしょう」と言いかけたが、言っても誰も理解しないのはわかっているので、言うのをやめた。
 ウチの学部の場合はグローバル事業の関係で、昨年度のうちに、新たな成績評価に対応するようなRubric案を全学の要請に応じて作成した。実際に作ってみてわかることであるが、新方式の成績の出し方は、例えていえば英語検定のIELTSの結果の出し方に似ている。評価要素ごとに観点を決めて、その観点について対象者を5段階のgradingする。ウチの学部のRubricでは観点に重みづけをすることになるので、総合評価スコアは、一般には整数にはならない。が、そこは技術的な問題で、適切に整数化、ないし0.5刻みに変換すればよいだけである。問題は、こうした方式と従来の加点・減点方式が、システムが違うので、両立できないことである。適用する統計手法によって実験計画は変わるように、評価方式によっても授業の方法は異なる、同じ授業でありながら新入生にはgradingで、以前からの学生には旧来方式で成績をつけられる訳がない。無理に成績をつけたとしても、方法間での公平は原理的に保証できない。評価方法は、全員に同様に適用する以外にないのである。
 GPAを4.0スケールにすることを全学側は気軽に決めた。が、その成績をどのようにつけるかを全く考えていなかったとしか思えない。
 想定している通りに同じ授業で別方法で成績をつけることが求められてどうなるかは、目に見えている。教員は従来通り、まず100点満点の成績を出すだろう。その100点を4ないし5区分して、4.0スケールのGPをつけることになるだろう。しかし、本来、4.0スケールで成績を付けるなら、その各段階がどんな状態に対応するか、Rubricによって表示しないといけないことである。
 従来の成績評価方式と新たなgradingの方式の間には「哲学的な違い」も感じる。従来の成績評価方式は、学生の成績を公平に(悪く言えば他人事のように)眺めて評価する、という考えである。gradingでもそこは同じように見えるが、ニュアンスとしては、教員は学生を最上位のランクに引き上げることが求められている。実際、米国著名大学でも、成績の最頻値は多くの場合、最高位の4であり、だから平均GPAは平気で3.0を超えている。絶対評価であるから、それも「あり」なのである。たぶん、GPの低いクラスの教員は「怠慢」と見られるようになって行くだろう。結果として、授業をすることが疲れる仕事になって行くことは覚悟してよいように思う。
by larghetto7 | 2014-08-17 23:45 | 日記風
2014/08/15 土曜 四則演算
 昨日はお盆のお墓巡りの合間であった。家で期末試験の採点をしていた。採点というのは『ゲーム理論』という授業の期末試験の採点である。受験者は20名ほどであるから、答案は少ない。当初は採点に数日かかるかと思ったけれども、割と簡単に1日で終わった。
 この授業は例年、満点、ないしほぼ満点の学生が2名くらいはいたのであるが、今年はそれほどでもなかった。この授業の小テストで気になったのは、答えを出す過程の説明に省略が多いことであった。
 期末試験の採点をして気づいたのは、結構、単純な間違いが多いことである。四則演算が間違っている。例えば、0.2 が、式を書き換えてゆくうちに1/2に変わってしまう。両方とも2があるから、0.2をふと1/2と思ってしまう、って、そりゃないだろう、という気もする。
 式を変換してゆくうちにおかしくなる、というのも多い。変数の記号は出てくるけれども、使っているのは四則演算だけである。
 まあなんつうか、一定のルールを丹念に、その通りに適用してゆくという習慣がなくなっているんじゃないの、という気もします。
 説明に省略が多いという点は、文章力の低下なのかも知れない。こういう説明をちゃんと書かせるようにすることが、academic writingとは言わんまでも、本来国語でやるべきだったことなんでしょうな。
by larghetto7 | 2014-08-16 23:45 | 日記風
2014/08/15 金曜 福島県立博物館
 昨日はお盆休みの合間で、例年のように母方の墓がある会津に墓参に行った。この墓所は、正式の管理者は別にいるのである。が、そこがちゃんとやるかどうかが分からない。そこで私も檀家に登録してもらっていて、墓参りには行くことにしている。といっても、私の代までであろう。
 新幹線のチケットの関係で何時もより早めに会津若松駅に着いた。墓参りの終了もいつもより早かった。寺から降りた道路沿い、東山天寧にお秀茶屋という田楽屋さんがあり、そこでいつものように田楽を食べ終わったのが14時である。時間があるので、これまで訪れようとしてダメだった福島県立博物館に行くことにした。城の近くにお土産を売る鶴ヶ城会館というのがあるのである。その近くに博物館はある。
 常設展示のほかに企画展示があり、企画展示の方はアイヌの工芸、というお題であった。
 大宮の氷川神社の近くに埼玉県立歴史と民俗の博物館というのがある。内容は福島県立博物館も同じようなものだと思う。大宮の方は中世の板碑というのが、やたらと立派で数が多い。それに比べるとこちらの板碑は貧弱であるが、そこは当時の人口規模なり豊かさの違いなのかも知れない。特にお土産売り場はなく、帰りに受付で所蔵品百選の冊子を千円で買った。
 入口近くのロビーで一休みしていたが、ロビーに胸像があった。見ると松平容保公とある。この人は徳川慶喜と似たような経過を辿ったといえるが、慶喜がしばしば非難されるのと比べると、容保公はあまり非難されない。河合継之助が長岡を戦火に巻き込んだと批判されることにあるのと比べても、そうした非難も聞かない。『八重の桜』に出てきた容保が実像に近いなら(近いのではないかと思うが)、非難されにくい要素がある人なんだろうな、と思う。
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by larghetto7 | 2014-08-15 23:45 | 日記風
2014/08/03 日曜
 買っただけで使っていなかったPilotの「月夜」というインクを、先日、Monte Verde のArtistaという透明軸の万年筆に入れて使ってみた。Artistaは5千円程度の安めの万年筆であるが、値段の割に性能は良い。1万円、と言われても違和感はない。
 この「月夜」であるが、Blue Black 系のつもりが、妙に緑っぽくて気に入らず、使わずにいた。あらためてどうか、という気になって万年筆に入れてみた。
 今の段階で眺めると、結構よく見えてくる。緑っぽい点が、ややインクの薄さと感じさせるところである。ParkerのBlue Blackがこの色に近いようにも思う。
 Blue Blackの安めのインクとして色が一番安定しているのはPelikanである、とずっと思っていた。Pelikan のBlue Blackと比べると、Pelikan の色の青と赤みが目立つ。まあ、好き好きなのかも知れない。
 透明軸の万年筆に入れた時のインクの色が、あくまでインクが少なくなればの話であるが、月夜の場合はやや美しい。透明軸万年筆を使った時のインクの色の美しさを追求するなら、なるべく色が薄いインクがよい。Herbinのインクだと、見た目に良いインクはいくつかある。
 インクの色を試したくて、この週末、iPadではなく紙にメモをとっている。
by larghetto7 | 2014-08-03 23:45 | 日記風