9時頃におきた.晴れているが寒いと思う.猫たちに食糧をあげる.
10時半頃に動物病院に行って入院している病気猫のトシちゃんを見舞う.撫でてあげるけれども元気がない.意識が混濁しつつあるように見える.時折覚醒したように私の方を見る.院長に話を聞くと,やはり相当,状態が落ち込んでいるようである.すぐに安楽死,という選択もあり得るという.痙攣が出て苦しむことを考えると,早めの安楽死を選ぶべきかもしれない,と思うが,私はすぐに死なせることを選択はできない.様子を見て時期を選ぶことにする.
トシちゃんのことが重くのしかかる.この1年余,なんとか生きてきたトシちゃんである.取り立てて可愛がってきたとは言えないが,いつも手を焼いて世話をしてきた.この猫が傍らのケージの中にいるのが日常だった.だからいなくなってしまうことを簡単に受け入れる気にはなれない.
動物病院を出て大学に向かう.大学に着いたのは12時過ぎと思う.
電話をかけて次期の委員を頼もうとするも,なかなか出ませんな.あちこちの研究室を訪れて同僚に関する事情を聴いて回る.
自分の研究室に向かっていると,17時20分であることに気づく.いけない,17時から会合だった,と思い出して経済学部棟の第2会議室に向かう.新旧部局長の会合がある.遅れて会合に出席する.終わったのは19時前.
研究室に戻ってまた電話をあちこちにかける.
21時20分発のバスで帰路につく.寒い.
帰宅は22時半頃.猫たちに食糧をあげる.ちょうどなくなっている.
庭で「偽タビー」という野良猫と別の猫が喧嘩を始める.別の猫というのはどうも小黒のようだった.雌の小黒が喧嘩をするというのは,偽タビーはメスだったのか,と思う.小黒がなかなか戻ってこないので心配したが,少しすると猫部屋にいたので安心した.
明日の朝にまた,動物病院を訪れ,トシちゃんを見舞いたい.もし状態が悪くなっていれば,明日のうちに安楽死,ということもあるかも知れない,と思う.
いつもいたトシちゃん,という言葉が頭の中で浮かんだ.