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3/28 火曜
今日のサイト → Famous Paintings Exhibition
このサイトは有名であるらしい。何度か入ったことがある人は多いだろう。気がつくのは、「知らない画家が多いこと」。われわれ、小中学校では印象派ばっかり教わったしね。 部内の労働関係MLにメールがあり、裁量労働制の導入が決まりかけている旨を伝えてきた。部局ごとに裁量労働制に移行する、ということではなく、本人に選択させるということのようだ。私の場合、裁量労働制の要件(研究時間50%以上)が充たせるはずはないから、裁量労働制を選択せぬことによる大学側からの嫌がらせがない限り、裁量労働制を選択しないつもりだ。ひでぇ嫌がらせがあったりしたら、是非もない。 裁量労働制は変形労働制との比較によって説明されることが多い。ただ、私には根本的なところで今も疑問がある。 第1に、この大学が公務員型国営大学で、公務員の規程としてこれこれの労働制を採用せねばならない、という制度的制約があるならまだ話は分かる。しかしこの大学は大学法人であり、教職員は公務員ではない(実は隠れ公務員ですが)。法人は独自に労働制を選択できるはずなのに、どうして横並びに国立大学で裁量労働制を採用せねばならぬのか、釈然としない。 私大がどうしているかが気になる。その辺は以前から過半数代表に質問しているが、私大では教員については労働制があいまいなようである。より私大に近づいたはずのこの大学で、どうして私大と同じようにしないのか、と思う。 第2に、大学教員を時間で管理する必要があるのか、という点である。教員は accomplishment を評価するという建前になっているので、時間で管理する必要もないと思える。居なければならない機会はちゃんと特定できるから、その機会でカウントしておけば済む話である。 もっとも、(特に文系の)大学教員は、もっと大学にはいるべきだわな。お目当ての先生の判子がもらえないで私の研究室を訪れる学生がよくいる。すぐに教員に会えないというのは、教育サーヴィスとしていかがなものか、という面もありますね、ほほ。 少なくとも私の世代の教員にとり、時間的な拘束が少ないことがほとんど、大学教員を目指す動機づけだった。今はよく分からないけれど、私が大学を出た頃は、同期で企業に就職した人はすぐに高額の給料をもらえた。が、私を含め多くの人は、成績は良い方だったのに、いい年になるまで給料はもらえなかった。もらっても、同期の人たちと比べて多いとはいえない。その後の調整で生涯所得がどうなるかは確認していないけれど、金銭的には少なくとも得していることはないだろう。なのにこの職業を目指したのは、いろんな意味で、特に時間で拘束が少ないからである。 裁量労働制の場合、研究時間が50%以上、という適用要件があるらしい。この件は理系では「(夏休みがあるので)自動的に充たされる」という判断の人が多いと聞く。が、私には信じられない。 どの作業の時間を何に数えるのか、この点が(過半数代表に質問はしているけれど)判然としないこともある。が、常識的に言えば、私は過去の数年間、研究時間50%などはまったく充たせていない。 この4月からの私の授業は、コマ数で週6個(授業数で5個)である。6×1.5時間であるから、それだけで9時間になる。授業の準備に同じ時間を費やすとしても(学生には授業時間の倍の予習復習時間を求めているはずだから、教師も少なくとも倍、と思うが)、週40時間の半分に迫ってしまう。実は私の場合、授業関連の時間より「業務」の時間がずっと多い。だから研究時間など、ほとんどゼロである。 夏休みがあるから研究時間50%は充たせる、という。しかし私の昨夏では、答案の採点だけでも3週間を要した。出席者400人以上の授業を持ってれば当然である。grading 業務はむろん、採点だけではない。 何をどう考えたら、研究時間50%が出てくるのだろうか? 現実には、平均的な教員は時間外労働を強いられている、と私は思う。むろんこの点は、職員も同じだろう。 時間が拘束されてもよいから、残業手当をもらえる道はないものか、と思う。 本日、3日ぶりに母のもとを訪れた。近くの川沿いの桜も咲き始めている。今度の週末が花見時というが、週末はあいにく寒くなりそうだ。 帰りがけにその近くのスーパーに寄ると、猫食糧のいくつかが「半額処分」の表示になっているので、思わず買って帰った。この辺が貧乏人の本質である。 今日は吹く風も温かい。夜遅くに雨が降った。明日辺りから4月1日まで寒くなるという。
by Larghetto7
| 2006-03-28 00:10
| 日記風
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