2/11 土曜  民営化時代の王者、埼玉大学
 本日は休日であり、普通であれば母のもとにゆく。が、今日は郷里から姉が来ているというので、私は行かない予定になっていた。姉が来ていてなぜ私が行かないかというと、要するに「仲が悪い」のである。まあ、複雑ね。私というより、私のカミさんとの折り合いの問題が大きい。所詮、女同士なんてそんなもんよ、フッ。
 進化心理学からの演繹の1つは「男同士で争いが起こる」ということである。確かに殺人についてはこの仮説はデータに符合した。しかし女同士の折り合いの悪さは、進化的にはどのように予測するのか?
 実は昨夜(今朝)寝たのは5時頃である。いろいろ考えるところがあった(シンコク)。で、寝て起きたら日が高い。昼頃だった。天気が良い。庭には大白、小白、小黒たちがいた。そう、テレビ猫も。四方八方、猫にご機嫌をとって回る。
 実は明日、今日の代わりに母のもとに行く。ということは、いろいろ仕事は今日中にこなさないといけない。と思いつつ、なかなか進まない。よせばよいのに、昨日の教授会で起きた出来事について、意見を文書にまとめた。内容が過激すぎるので、表現を緩和するのに時間がかかった。
 部局長会議の資料という奴を昨日、受け取っていた。次期の副学部長になるからと、目を通しておけという指示である。一応眺めた。中に埼玉大学の財務状況に関する資料もあった。予想よりも埼玉大学には金がない。法人化する前に、某副学長から大学間の数字の比較表をチラと見せてもらったことがある。そのときの記憶では、当時から、学生数以外の数字は埼玉大学は低いのである。「これでは戦えない」といわれて私も納得した。
 外見からすると群馬大学は埼玉大学より小さい。しかし運営費交付金では、群馬大学は埼玉大学の倍近いのである。だから、群玉大学統合協議は終始、群馬大学のペースで進んだ。支配される(つまりはポストを自由に使われてしまう)ことを恐れた埼玉大学側が、統合協議の凍結を申し入れた、というのが実情に近い。
 群馬大学との違いは医学部のあるなしである。医学部のある大学は他大学に比べて運営費が大きい。医学部のあるなしが大学の「格」の指標となる所以である。
 ただ、同じく医学部のない大学の中でも、埼玉大学の数字は低い。このことが何に由来しているのか、まだ私は知らない。
 ウチの学長がさかんに暗くなっているのはそのためである。金がないないとわめいている。
 だがわめいているなら猿にでもできる。そこをどう考えて今後のつなげるかが、高い給料をもらっている学長の仕事である。
 ものは考えようなのだ。運営費交付金が少ないでよいではないか。交付金が少ないというのは、民営化されたときのダメージが少ない、ということなのだ。
 だけではない。埼玉大学は学生数の割りに少ない金でやりくりしている。この経験は、来るべき民営化時代の貴重な資産ではないのか?
 そう、埼玉大学こそは、
埼玉大学こそは、民営化時代の王者である。

by Larghetto7 | 2006-02-11 21:58 | 日記風 | Comments(0)
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