1/21 土曜  センター試験1日目 センター試験猫
 かくしてセンター試験の最初の日が始まったのであった。夜中、曇っていて空気は湿気を帯びている。じきに雪になるということなのか? あまり寒さは感じない。

 5時半におきる。外に出るとまだ暗く、ライトを空に向けると小さな雪片が混じっているのがわかった。次第に雪が降ってきた。
 猫に食糧をあげる。今日はなにしろ、私は早く出て遅く帰る。しかもカミさんたちは親戚の結婚披露宴で千葉に出かける。だから猫に食糧がやれない。固形食糧を大目に置いておく。
 6時半に家を出る。試験会場の浦和西高校最寄り駅のJR与野駅で降りる。はっきりと雪が降っている。学部長に呼び止められ、タクシー代学部長持ちで西高に向かう。西高に到着したのは7時15分頃と思う。私が試験場本部に入ってほどなく、試験問題・答案用紙を積んだ日通のトラックが到着し、受け取りのサインをする。試験問題などを詰めたコンテナは試験場本部に運び込んだ。
 事務方は7時頃から西高で作業しているが、一般の試験監督(教員)が来るのは8時半である。最初に監督に指示すべき事項を確認するとともに、私としても各種の監督要項や実施要項に再度目を通す。特にリスニングテストへの対応は複雑で、理解を維持するのは苦労を要する。
 事務方が用意した監督者への注意事項の数を半分くらいに減らす。こんなに沢山、複雑なことをいって伝わるはずもない。
 監督の先生方に遅刻者もいなかったのは、例年になく緊張感が高かったことを示すかも知れない。
 8時45分から最初に学部長挨拶、次に私が監督者への説明を行う。じきに監督者は試験室に向かう。
 公民、地歴と試験が続き昼休みになる。昼休みのわずかな時間に2つの監督室を回り、リスニングテストの監督要領の説明を繰り返す。正直、理解度は高くはない。
 今年のセンター試験はスケジュールがタイトで、監督者の休み時間も短い。その中で監督者への説明をする時間を見出すことは極めて難しい。
 午後に、国語、英語の試験へと続く。昼休みを過ぎてしばらくして、やっと私は弁当を食べる。
 雪は積もるまいと思っていたが、午後も時間が進むにしたがって雪が深く積もるようになった。予想外に多い雪である。
 16時前からリスニング対応の監督者が集まる。こちらも遅刻者はいなかった。
 監督者を降りる人も出て、予備監督から監督者になる先生を見つけるのに苦労する。
 リスニングテストが始まる前の5分間に説明すべき事項を整理する。そのわずか5分が勝負である。事務方には2、3分オーヴァーすることの了解をとる。
 5分の空き時間を使った最後の説明は、ちょっとオーヴァーして8分使った。不十分であるけれど、私に許された制約の中では、これで最善の努力である。
 監督者がリスニング試験の試験室に向かう。あと1時間後に泣くことになるか笑うことになるかと考えて、なかなかドラマチックだなという感傷に浸る。
 試験開始時間の17時40分になる。とうとう始まったか、しかし解答の開始は18時5分であり、その時間を一同で待つ。18時5分を過ぎる。試験室から出てくる報告が本部に集まる。ほどなく、テスト中断者=再テスト対象者が一人出たとの報が入る。これで再テスト無し、とはいかない。面倒なことになったな、と思う。その後報告が集まり、再テスト対象者は2人、2試験室、と分かる。再テスト実施に向けた作業に入る。やはり簡単には笑う訳には行かなかった。
 試験本部でどこからか「ニャー」という声がした。試験会場の付近に白と黒の猫がいて、雪を避けて建物の中に入ってきた。この猫、毛艶がよく、飼い猫のように思えたけれど、分からない。私が抱くと抵抗なく抱かれる。だから生粋の野良では、少なくともない。可哀想だから暖かいところにいさせてあげようと思う。事務長も猫が好きで、そのままいさせようとするが、追い出すように言う人もいたので、別の場所に逃がした。しかしこの猫、後でまたやって来たので、私がまた抱いて別の方に連れて行った。
 リスニング試験が終わり、多くの受験生が帰るのでうるさくて、すぐには再テストができない。再テストの手順を確認し、実施本部(埼玉大学)との連絡をとりながら手順を整理する。しばらくして当の2試験室が再テストに入る。
 再テストが生じる原因は何れも機器の不具合であるようだ。解答時間に至る以前に不具合を呈した機器も多い。大学入試センターは全機器を点検すると豪語していた。そのことから考えると、これだけの高い比率で不具合を生じさせたことは想定外としかいいようがない。にもかかわらず悪い形でのトラブルがなかったことは、我が監督者の熱意と見識の結果であったろうと思う。
 再テストは無事に終わる。事務方は答案の整理集計をし、私は事務長と試験室の点検に回る。その間、私が署名する必要のある書類が沢山出て、署名が遅れてしまった。答案類を日通のトラックで搬送したのが20時半。本部との連絡を終えてじきに帰る。与野駅まで総務係長の車で送ってもらった。大宮駅までは事務長とご一緒。帰宅は22時頃。家でもやはり雪が積もっていた。娘たちが明日、きれいな雪をいじりたいとかで、雪はそのままにすることになった。
 猫に食糧を上げてから私も食事をとる。明日はまた、今日と同じに朝が早い。
by Larghetto7 | 2006-01-21 00:14 | 日記風