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2017/03/15 水曜 鉛筆
しばらく前のことである.子供の持ち物をカミさんが整理していて,短くなった鉛筆がかなり見つかった.カミさんは捨てるつもりであったが,貧乏性の私が捨てるのをやめてもらって引き取った.写真1がその鉛筆である. これらの鉛筆をちゃんと使えば,死ぬまでに使い切ることはないだろう,と思えた. 短くなった鉛筆は鉛筆用の補助軸で使う.私は以前から補助軸を買っていた.今手元にある補助軸の写真が上の写真2である.1番上のものはステッドラーの補助軸で,精巧かつ堅牢である.ただ,私はやや気に入らない.第1に,鉛筆の快感はあの軽さにあるが,ステッドラーの補助軸はやや重い.第2に,重心がやや後ろ(上)の方になる.特に上に消しボムを付けると上の方の重さが増し,私には使うづらい.写真上から2番目はミドリのペンシルで,本来は専用の鉛筆を使うが,普通の鉛筆でも丸ければ使える.下の3つは東京スライダの,よく売っている補助軸である.安いし軽い.作りが堅牢ではないが,鉛筆の軽さを再現するという点では一番良いと思った.私が使うならこの補助軸であり,今,自宅の机の上に置いてある. 補助軸もよいのであるが,持ち運びという点では2ミリ芯シャープペンもよい.上の写真3が,家にある2ミリ芯シャープペンである.スケッチ用に,ずっと太い製品もある(私も3.5ミリくらいのKawecoの製品を持っているが).ただ,筆記に使うなら2ミリが太さの上限だろう.写真1番上の製品がステッドラーで,やはりよくできている.ただ補助軸と同じで,やや重いのが気に入らない.上から2番目が昔から普及している三菱の製品である.3番目がKawecoの2ミリシャープである.やや重い.人に投げつけるにはよいが,普通に使うには難がある.上から4番目から6番目までの3つが北星鉛筆製であり,5番目と6番目を私はペンケースに入れて持ち歩いている.下の2つは最近買ったOHTOの2ミリシャープである. 2ミリシャープは使い勝手が鉛筆に一番近い.時折芯を研がないといけない点も鉛筆に似ている.芯を研ぐという無駄な作業があり,研ぎカスをどうしようと悩むことになる点が,なんとも言えないマニュアル感であり,マニアはそこに快感を覚えるだろう. エジソンはポケットにハーフサイズの鉛筆を持ち歩いていたと,何か読んだ記憶がある.持ち歩いて使いやすいのはハーフサイズである点は,私も同感である.その意味では北星鉛筆製の大きさが良いと思う. (なお,太芯のシャープペンと鉛筆補助軸を合わせて,軸ホルダーなどと呼ぶこともある.) 芯を一切研がずに使いたい,と思うこともないではない.そう思うなら,選択肢は1.3ミリのシャープペンだと思う.家にあるのが上の写真4である.一番上のものがステッドラ-製である.欧米の文具メーカーはほぼ同じような製品を出している.上から2番目がFaber-Castell製である.ただ,芯が1.4mmで,日本で流通する1.3mmは使えないから,純正品を買うしかない.私がこのシャープペンを使わないのは,Faber-Castellの芯が日本の製品より(同じBでも)硬質で気に入らないからである.3番目がぺんてる,4番目がKOKUYOの製品で,たぶん手に入りやすい. 私は筆圧が強く,芯の細いシャープペンでは紙に穴をあけてしまう.そこで一時0.9mmのシャープペンを使っていたが,使うのであれば1.3mmの方が使いやすいと思える. とまあ,いろいろ書いてみた.が,私は万年筆の方をよく使う.そもそも,現実にはキー入力が多い訳であり,手書きでもiPadの手書きソフトを使っているので(日記はiPadで手書きしている),果たしてこの鉛筆系の筆記具をどれほど使うかは,今のところ何とも言えない(笑). 紙に手書きすることには特有の快感がある.万年筆と鉛筆では感触が異なるとはいえ,何れも,iPadに手書きするのでは味わえない感覚がある.
by larghetto7
| 2017-03-15 19:49
| 日記風
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