12/15 木曜の反学長集会
 このところ風邪でゴロゴロしているので生活周期が狂ってしまった。それでも、睡眠時間はトータルでとれているように思えるのが、よい。
 本日は17時半から大学で反学長集会がある。むろん名目は、埼玉大学のヴィジョンを考えるのナンタラという話である。私も付き合いで?呼びかけ人になっており(この点、兵藤元学長の推薦人に名前を連ねたのと似たような経緯である)、頼まれているので15分ほどのトークをすることになっている。それはよいとして、だから大学には行かないといけない。
 おきたのが10時頃だった。外はやはりよく晴れていた。今日も寒いはずであるが、この日中は暖かいように思える。常連の猫が現れたので食糧をあげる。見かけなかった猫もいた。
 実は昨夜、私が座っていた椅子が壊れた。部屋に入ると椅子が倒れているのを見つけた。背もたれの部分の木材が折れていたのである。たぶん猫のモモちゃんかコロちゃんが椅子に体当たりをし、その弾みで倒れた拍子に折れたのだろう。木材の椅子がこうも簡単に壊れるとは思えなかった。とがった木材がむき出しになっている箇所があったので、昨夜のうちに家にあった小型ののこぎりで水平に切った。椅子の背もたれ部分はなくなったけれど、この椅子には猫がよく座っていたので、背もたれのない椅子をそのまま部屋に置いておくことにした。
 その部屋に行ってメールを開く。業務関連のメールが何通か来ている。その対応をしているうちに時間がたった。
 昨夜、学部HPに院入試Q&Aをアップしたことで、業務はひとまず区切りがついた思いがある。しかしこの空虚さは何なのか。私はどうして、こんなバカなことをして、得にもならないのに、時間を浪費しているのだろうという、言い知れぬ思いがこみ上げてくる。
 昨日、ある委員会MLで将来計画案とやらが添付されていた。中を開くとなるほど、文句をいいそうで力のある人たちへのセコイ配慮が満ちている。ある意味 clever とは思うが愚劣な案だ。よりによってなぜこんなバカばかり拡大将来計画の委員になっているのか。それはよいとして、こんな学部のためになぜ私は無駄な時間を長々と浪費していたのか。どうしてそのような、夢をドブに捨てるようなことをしていたのか。私は罪を犯したのではないか。いいようのない後悔の念に囚われてやり場もない。

 カミさんが息子を連れて、私の母のもとにモモヒキと饅頭を届けに出かけた。その後で母から電話があった。実は饅頭は必要なかったということであるが、そんな複雑なことは言わないでおいて、と心の中で叫んだ。
 家猫のチーコは家の中を散策した後に、棚の上の猫ベッドで昼頃から寝入ったように思う。
 たぶん15時頃にチーコを残して家を出た。家の玄関先には猫の大白と小白がたむろしている。小白は私が来ると足元に寄って来る。
 大学に着いたのは16時頃と思う。4年生が何人か、院生のS君と一緒にいた。
 メールを開くと学部HPの昨夜の記載につき、修正意見が2通来ていた。手直しする。多少のメール応答。17時半からのトークのハンドアウトを作る。
 17時半から教養学部大会議室で集会。最初、あまり人が集まらないように見えたけれど、思ったより人が来た。1つには学生がまとまってきたこともある。世話人の高橋さんの導入の後に私がトークをやるも、いきなり時間超過。やっぱ、リハーサルがないから。その後、トークが続いたけれど、迫力のある話は少ない。ヴォルテージが低い。非常勤のOさんや臨時職員の人の話は、やはり深刻に響く。
 時間を超過して20時頃に終わる。私は風邪が続いているので先に失礼する。
 実験室では4年のIさんが一人で残っていた。卒論の話をする。Hさんは終わったそうだ、という。私は先に帰る。風邪を引いていると口実をつけるが、実は猫が心配なのだ。
 帰りの電車の中でひどく咳き込む。帰宅は21時20分頃か。猫に食糧をあげるも、いつもいるテレビ猫が見えないのが気になった。
 猫たちにひとあたり食糧をあげてから私も食事をする。やはり咳が残っている。
 23時過ぎ、小白と黒子が外に出て温室の方を見ている。もしやと思って温室の中を見るとテレビ猫がいた。食糧を中に入れた。こいつもいないと喪失感を感じるようになってしまった。
by Larghetto7 | 2005-12-15 23:57 | 日記風 | Comments(4)
Commented at 2005-12-20 17:47 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by Larghetto7 at 2005-12-20 21:33
 あったかいでしょうか? うらやましいです。
 いや、私の場合のこの2、3年は割と特殊事情と思います。が、実情はそんなに外れてはいない。構造的な問題がありますね。1つは法人化して、ある種の恐怖感から余計なことをやらされている面がある。だけではなく、人員構造面でいうと国立大学は事務方の削減で人員削減がまかなわれてきた、ということ。だから教員側にどんどん業務が押し寄せている。なぜ事務方が専ら削減対象になるかというと、大学の予算の基礎数が教員数であり、教員数を減らすと国立大学の予算が減る、つまりは文科省の縄張りも小さくなる、ということです。
 構造を変えるべきなのですが、制度的に出来ない。だから私は国立大の民営化論者です。
 国立大には(にも)階層性がありますから、上の方なら良くないですか?
 避けて、と仰るけれど、aloha さんがなさっていた某T大助手というのは、埼玉大学教授よりずっと偉いんですよ。そういっては何ですが、かつてT大で助手をしていたことを生涯の誇りにして生きておられた先輩教授が結構いました。その中にはどこかの学長になられた方もいます。
Commented by aloha at 2005-12-21 07:08 x
あたたかいです。気候に関しては、ほんとうに極楽です。

>上の方なら良くないですか?

その点に関しては、良いでしょうね。
定員を増やしすぎた大学院をどうするのか、というのが気になるところですが。

>埼玉大学教授よりずっと偉い

世間一般の人々にとって、「某T大」の名前がどれほどインパクトがあるか、ということには驚かされました。勤務先がわかると、いろいろなことが極端にスムーズに進んだり(笑)。なんというか、社会心理学者として、貴重な体験だったと思います。
Commented by 高木英至 at 2005-12-21 11:25 x
>「某T大」の名前がどれほどインパクトがあるか

まあ、そこですよね。変な話ですが、私が何かの国家試験の出題委員を辞めさせてもらったとき、私は某T大中心をはずしたくて、後の人に千葉のJさんの名前(大阪のHさんでもよいのですが、地理的な問題です)を出していたんですが、すかっと無視されましたね。やっぱ、東大の周りからは離れないんですよね。
 2ちゃんねるで埼玉大学のスレッドがいくつかあるんですが、たまに見ると、埼玉大学はどこより上だとか、そんなことばっか。当人からしてそんな話ばかりしているくらいですから、結局某T大が偉いで世間は落ち着くんでしょうね。
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