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2014/09/15 月曜 Ghost in the Shell
本日、幸か不幸か休日だった。休日だと生活のリズムが狂って、朝まで起きていたり昼間寝ることがよくある。昨日は日中に寝ていたせいで、今朝まで起きていてそれから寝て昼近くにおきた。
家でiPadやらウルトラブックのノートPCをいじっていると、YouTube などを観てしまう。時折昔のTV[番組を検索すると出て来るので見ることもあるが、そうこうしているときに一昔前にやっていた Ghost in the Shell というのが出て来て、しばらくその昔の番組を見ていた。それまで全く見たことはなかったが、主人公の草薙素子の映像はバブルの頃に見た覚えがある(それはAppleseed だったかも知れない)。 26回で完結するシリーズが2つあり、それ以外にもストーリーがあって、最近はArise としていくつかDVDも出ている。だからそれなりに人気があった(ある)のだろう。 眺めながら感心した。基本的に電脳オタク、軍事オタクの嗜好を反映していると思う。2030年頃を舞台にして、人間が脳を以外を義体化している、つまりサイボーグのようになっていることが前提である(むろん生身の人間もある)。その割には武器の体系は現在に近く、主人公らの公安9課も銃弾の武器が主流であり、拳銃が基本的な武器として登場している。核大戦と非核大戦を経て東京など東日本の都市は水没しており、日本の中心は西日本に移っている。一時的な首都が新浜というところで、正式な首都は福岡になっている。 基本的なテーマが当時の複雑系周りの概念に依拠しているのが驚くところである。ゴーストというのは機械化した人間、ないしサイボーグに宿る意思のようなものであり、その出現はネット上の意図せざる情報の集合に基づいて、人工生命のように生じることを想定していることである。独立した、共通の意図を持たない分散したエージェントが相互作用によって一定の意思を持つがごとく動きえることが背後のテーマになっているようである。最初の26回シリーズのテーマは「笑い男」であり、共謀がないにも関わらず情報の交流によって複数の独立した犯人が一定の方向での犯行に及ぶ。次の26回シリーズのテーマが「個別の11人」であり、やはり個別の自我が同様に同じ方向で行動を起こすことが描かれる。 2つ目のシリーズの話はその個別の11人を背景にして日本に押し寄せた難民の独立問題という展開になって行く。その在り方もちょうどパレスチナ問題のようで、よくもこんなストーリーにしたものだなぁ、と思ってしまった。 それにしてもこの草薙素子ですが、大人の戦闘美少女のようで、オタク的にはたまらないでしょうね、こういうの。バブルの頃の士郎正宗の絵だと、その当時らしく柴門ふみの登場人物みたいな顔でしたよね。 社会心理学的?に言えば、ですね、美人顔には通文化的に2つのパタンがある訳ですよ。1つは成熟した美人顔で、こちらは顔のつくり、部品が全般に大きい訳ですね。もう1つは可愛い顔。こちらはコミックの主人公がだいたいそうですよね。草薙素子を実写版でやろうとすると、配役になりそうなのはキャラ的に、米原涼子とか、篠原涼子になると思います。この辺は成熟した、本格的美人顔。コミックのヒロインでも結構、見つかるパタンです。しかしアニメの草薙素子は可愛い顔のパタンですね。目が大きくて口が小さい。このアニメを見る層の嗜好を反映しているんでしょう。草薙素子にはフィギアが販売されているんじゃないの、と思ってネットを探してみたらすぐに出てきました。まあ、そうでしょうね。私も欲しい気がしますが、フィギアを見ながらニヤッとしているところを家族に見られる訳にも行かず、諦めました。まあ、タチコマのフィギアでも買いますか? Ghost in the Shell は最近もいくつかシリーズされていて、草薙素子の顔もモデルチェンジしています。でもやはり、可愛い系列の顔ですね。前の方が私はよいと思います。
by larghetto7
| 2014-09-15 23:45
| 日記風
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