買っただけで使っていなかったPilotの「月夜」というインクを、先日、Monte Verde のArtistaという透明軸の万年筆に入れて使ってみた。Artistaは5千円程度の安めの万年筆であるが、値段の割に性能は良い。1万円、と言われても違和感はない。
この「月夜」であるが、Blue Black 系のつもりが、妙に緑っぽくて気に入らず、使わずにいた。あらためてどうか、という気になって万年筆に入れてみた。
今の段階で眺めると、結構よく見えてくる。緑っぽい点が、ややインクの薄さと感じさせるところである。ParkerのBlue Blackがこの色に近いようにも思う。
Blue Blackの安めのインクとして色が一番安定しているのはPelikanである、とずっと思っていた。Pelikan のBlue Blackと比べると、Pelikan の色の青と赤みが目立つ。まあ、好き好きなのかも知れない。
透明軸の万年筆に入れた時のインクの色が、あくまでインクが少なくなればの話であるが、月夜の場合はやや美しい。透明軸万年筆を使った時のインクの色の美しさを追求するなら、なるべく色が薄いインクがよい。Herbinのインクだと、見た目に良いインクはいくつかある。
インクの色を試したくて、この週末、iPadではなく紙にメモをとっている。