2013/09/02 月曜
今日のフィクション  →  居るのが辛い学部


 この週末、YahooのGyaoで「孫子大伝」という中国の番組をタダで観ていた。以前にも一部観ていたのであるが、再び無料措置が取られて1週間に3回分ほど観られる。中国の戦国時代の話で、ある意味有名な部分のドラマ化である。今回観ていたのは、柏挙の戦いの後、呉軍が楚の都を占領する、という所である。
 このドラマは、主人公の孫武を演じているのが映画の『レッド・クリフ』で曹操をやった役者さんで(『レッド・クリフ』の中では曹操が一番良い役者だと思った)、孫武が仕える呉王闔閭は、劉備を演じた人ですかね?(不確か) 中国の戦国物は、以前やはりGyaoで観た「大秦帝国」もそうですが、奥が深いですね。この「孫子大伝」というドラマは、孫武を除けば、登場する主要な人物はだいたい、悪人なんですね。凄いですね。最初の方は、呉の公子の光が兄王を忙殺して王位に就く。それが呉王闔閭になる訳ですが、孫武はその闔閭に仕える訳ですな。まあ、登場人物で終始善人として描かれるのは、仙人のような李札と、楚の将軍の申包胥くらいです。
 柏挙の戦いの最後の方を観ていると、昔のソ連映画の『戦争と平和』の、ボロジノの戦いの夕暮れ以降の場面のような感じであります。その場面で、楚の霊エツという姫が孫武を、これが望んだ光景かと責める。呉が楚の都に入った後、呉の伍子胥が楚の平王の墓を暴いて「死屍に鞭打つ」ということをする、その場面なんて、舞台のような作りであります。
 登場人物が悪人で、結局、孫武が仕えた人たちはみんな滅んでしまう訳ですな。こういうのが、中国の戦国時代のほんの一コマなのですから、奥が深いなぁ、と感じるものであります。 
by larghetto7 | 2013-09-02 23:45 | 日記風