私は学部長を辞めた後、行きがかりがあってグローバル人材育成事業の学部業務に携わっている。通常なら長い「ご奉公」のあとで余裕を与えられるのであるが、実際は逆であった。不十分な体制のままにこの業務に携わっているので、学部長のときよりも暇がない。通常はもらえる業務分の非常勤補助があるでもなく(そこは理事が握っている)、手当は一切ない。
最大の問題は、通常の教員業務を課されたままでこの仕事をやっていることで、そろそろ限界に来ている。研究ができないことは我が身で引き受ければ済むが、授業やら論文指導に時間を割くことが難しく、学生に不利益が生じかねない事態になってきた。
そろそろだろうな、と思う。