9/7 公務員削減
 自民党が郵政民営化を言う、その対抗上、民主党は公務員削減を強調し始めた。もともと民主党は自民党よりも公務員削減の件では踏み込んでいる。例えば、国立大学の削減については自民党より民主党の方が厳しい数字を出していた。国立大学の教職員は公務員ではなくなったけれど、公務員に対する措置はほぼ自動的に準用されてしまうのである。例えば人事院は公務員の給料引き下げを提起したので、国立大教職員の給料も公務員と同時に下がる。(郵政公社と同じで、要するに公務員なのよ。)
 今の体制のまま国立大の定員削減が来ると、辛いものがあるのは目に見えている。けどまあ、そうなるときにはしょうがないんでしょうな。その体制のもとで地方国立大がなんとかなるためには、経営がしっかりしていないといけないけれど、今の国立大学法人法の体制の下では、独自の経営に期待するのは難しい。文科省自体が、国立大学が経営権を確立することを望んでいない。法人化したのに、埼玉大学の事務職の上の方にはいまだに文科省が人を送り込んできている。
 経済学者の同僚の言によれば、かつて削減によって赤字が解消した例はまずないという。アメリカでなんとかなったのも、削減したからではなく、景気上昇とともに株価が上がり、税収が上昇したためだという。
 まあともかく、不満を覚えるのは、削減だけ言って、役所のあり方に関する提言が同時に出ていないことである。今のシステムのままで人員だけ削減する、というのか?
 最近あまり目にしないけれど、私が好きな評論家は堺屋太一である。この人の首都移転論が私は好きだった。首都移転する目的は、役所のあり方を完全に変えるためである。どうも、首都移転論自体、石原都知事からも日本共産党からも、批判されて終わっているな、と思う。
 東京というのは、政治が経済をコントロールしている象徴と言える。市場社会は政治と経済を切り離さないといけない。なら、首都を東京から移転させる以外にない。
 首都を置くなら福島県の阿武隈山地でなければならない。
 地球は温暖化している。だから北に移動する必要がある。温暖化で海面が上昇するから、山でなければならない。こう考えると、候補地になったところで最適なのは阿武隈山地である。いやまあ、私のカミさんの実家の近くだ、というだけですが(那須でもいいですけど)。

 今朝起きたらいきなり、台風14号で風が強かった。雨は降りそうにない。台風14号は現在、能登から新潟沖当りの日本海を北東に移動しているようだ。夜になれば風も収まるだろう。天気予報を見ていると、明日はなんと、埼玉で最高気温は37度(!)という。

 このブログは、アクセス解析は出来ませんが、カウント数だけは出ます。ちょっと見たらこのところ上がっています。むろん、人気者のブログとは比べられませんが、先週末辺りから一頃の倍になっている。このところ過激なこと書いているからでしょうか?
 そういえば今日、後期の授業のテキスト候補の1つである統計の本と一緒に、マンガ『嫌韓流』を注文しました。ネット上だけで話題になっている本です。
by Larghetto7 | 2005-09-07 02:50 | 日記風 | Comments(0)
名前
URL
削除用パスワード