一昨日、iPadのアプリ Pencilicious というのをインストールしてみた。手書きノートのアプリである。無料アプリを入れると結構使える感じであったので、有料版に切り替えた。
私見では、iPadの手書きアプリには2種類がある。第1は本格的な手書きノートのアプリである。機能的に揃っていて、多数のファイルを扱うのにも適している。通常、手書き入力はmagnifierで大きく書き、ノートには小さく収める。Dropboxなどのファイル受け渡し機能がちゃんと動くかどうかがポイントである。
このタイプの手書きノートアプリとして、私はGoodnotesというのを使っている。このアプリにも気に入らないところはあるが、かなり使い込んだので、今更変えるのも面倒になった。
この4月からの学期から、授業関係のノートもiPadに統一した。書き心地は紙とペンの方が良いのであるけれど、紙は散逸して、まとめておくのに苦労がある。家に戻って「あっ、ノートがない」といって仕事ができない、ということは、おかげでなくなった。イメージ的にはこんな感じである(1/4に縮小)。
こうした「本格的」手書きノートアプリは、しかしざっとメモを取るには向いていない。機能が高い分操作のステップが多く、magnifierで書き入れて要るので、書いているものと表示されるものが同じではない、という妙な要素もある。手軽に書けて、しかも見た目通りに、つまり紙に書くように書きたい、という気分もある。手書きアプリにもそういうコンセプトの商品もある。この種の商品は、機能的には落ちる。例えば、画像データの受け渡しは「写真」として行うしかない、と言ったことがある。しかしそうしたメモアプリも欲しことは欲しい。
この、本格的でないアプリとして、これまでBamboo Paperというのを使ってきた、Bamboo Paperも良いのであるが、今回インストールしてみたPenciliciousといのは、ペン先に「鉛筆」を指定できるところがよい。そのまま入力するなら、鉛筆書きの方が文字が保持されるからである。例えばこんなイメージ(1/4縮小)。