2011/08/16 火曜
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猫地蔵の人形

 お盆が13日に始まり、今日16日で終わった。大学の方は16日が休業でないので、夏休みを使って本日16日を休みにした。
 このお盆中、郷里のお寺に13日と本日、墓参りに行った。例年は2日目の14日に母方のお寺がある会津に行くのであるが、今年は14日が日曜で新幹線指定席が取れなかったので、会津行きは15日にした。
 という訳で、忙しいという訳でもないが、このお盆期間中、ゆっくり休めたのは2日目だけである。例年のとおりであるが。

 昨日は、まず10時半頃発の東北新幹線で郡山まで行った。郡山で磐越西線普通に乗り換えた。毎年この時間の電車に乗っている。1時間20分ほどで会津若松に着いた。
 ついてすぐに駅近くのPivotというスーパーに行き、花を買う。ついでにペットボトル2リットルの水を2本と線香を買う。花を持ってタクシーに乗り、東山町のお寺に向かってもらう。細い坂道を登るとお寺がある。
 そのお寺自体がやや高いところにある(低いところにあると言う寺は聴いたことがないが)。その裏山を登ったところに墓所がある。タクシーを降りてからすぐに裏山に上った。今年に入り地震もあり、7月末に大雨もあったので、裏山を無事に上れるか不安があったけれど、問題なかった。お寺の方で道を作ってくれていたように思う。
 この墓所は墓石がいくつもある。持ってきたペットボトルで水をやり、花を供え、線香を焚いた。私の直接の縁者、つまり母方の祖父母の墓石は真ん中なのであるが、墓石も多いので、水と線香は満遍なく手向ける。
 私自身はこの墓の管理者ではない。ただ、自分の祖父母は私がお参りするしかないと考え、管理費を払って、このお寺の檀家に名を連ねている。
 その管理者の墓石の墓誌の石が、たぶん3.11の地震のため、被害に合っていた。倒れて2つに割れている。割れているものはしょうがないが、倒れている分については起こして、倒れないようにしておいた。
 墓参を終えて山を降り、本堂で賽銭をいれて線香をあげた。この本堂の脇が住職宅になっている。ただし、今は住職も兼任なので、今日はたぶんおられない。ただ、例の墓誌が被害に合っていることを連絡してもらおうと思って、この住職宅に言ってみた。たぶん檀家代表のような方が2人、詰めていた。事情を話すと、墓所の正式な管理者には連絡はしてある、という。安心した。
 山を下りて平地に出る。ここ奴郎ヶ前にお秀茶屋という古い味噌田楽屋があり、墓参の帰りには毎年、田楽を食べに寄る。いつもの通りだった。毎年のように、田楽を二皿食べた。途中で小雨が降ってきた。
 まあ、雨でもあるし、ここはあくせく、どこかに行こうとは考えまい。だからまあ、お土産でもみようと考えた。お土産品は駅で売っているが、もう少し品が揃ったところに行きたいように思う。なにしろ毎年会津に行き、毎年駅でお土産を買っているのだから。お土産品は、駅の近くの長距離バス駅にもあるはずである。そもそも駅の近くに物産館があったはずだ。ただ、一番揃っているのはあそこではないか、と思えた。あそこ、つまりお城のお土産屋である。
 お秀茶屋前からタクシーでお城まで行ってもらった。入口から少し外れたところにある鶴ヶ城会館の前で降りた。そう、鶴ヶ城会館と言いましたな。何年か前、カミさん、子どもと一緒に行ったときの記憶のままである。中に入ったが、それほどいろいろある訳でもなかった。それでも、駅のお土産売り場で見かけないものをいくつか買った。
 そのうちの1つが、最初に乗せた猫地蔵の土人形である。慶山焼の店で売っていたのであるから、会津で作ったんだろうとは思うが、なんとなく、京都とか善光寺参道の店で売っていても不思議はないような気がする。でもちょっと目に気に入ったのでこいつも買ってきた。
 さてと、ここからどうやって駅まで帰るかと考えた。ちょっと歩くと北出丸のバス停があるが、バスはなかなか来そうにない。いっそ歩こう、と考え、会津の旧商店街というか、メインストリートを通ることにした。ここから駅まで歩くのは初めてである。以前より道幅が広くなったような気がする。しかしあまり賑やかでないのは、お盆のせいか? 神明神社などを通り過ぎた。意外と遠く、30分ほど歩いて駅にたどり着いた。
 えらく汗をかいたけれど、お城から駅まで歩いてメインストリートを見てきたのだからと、自分の愚かさを合理化するのであった。
 帰りは指定券を買ってあいづライナー6号というのに乗ったが、指定券は買う必要はなかったような気がする。郡山からの指定券はなかったが、自由席の2階の席に座れてよかった。大宮で降りて下りに乗り換えて、帰宅したのは20時20分頃だった。買ってきたお土産はいつものように、娘たちのものとなった。
 
by larghetto7 | 2011-08-16 23:45 | 日記風 | Comments(0)
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