ネットのニュースで南相馬市の市長が動画をYouTubeにアップし、反響があったという話を目にした。YouTubeに入って観てみた。作業着の市長が話すという造作もない動画であったが、観ながら涙が出てきた。そうか、こんなに頑張っているんだな、と思わざるを得なかった。
市長とは確固たる地位ではあるが、国の高官に比べれば下々に属するのだろう。日本の社会の縮図を見る思いがした。日本の社会は例外なく、昔から、有能で忠誠心の篤い下々の頑張りで成り立っている。その頑張りがアホなお上の失点を補ってなんとかなっている。
さて、震災後、ウチの大学も動きが慌ただしい。いろんな情報が入って来るが、私らはそんなにやることがない。とはいっても情勢を知りたいのでネットで他大学のホームページに何が出ているかをよく見る。
東日本の場合、大体はどこの大学も似たようなことをやっているようである。そう考えるとなにやら、興ざめた感じに襲われる。
そうはいっても対応すべきことはあるので、這いまわるように細かい問題の調整にかかる。