このところ私が苦しいのは、周りの人間が出払っていることである。副学部長の山本充氏がヨーロッパに出張しているし、評議員の伊藤氏がお祖母さんが亡くなって道東に帰郷されている。土田事務長のご家族にご不幸があったと昨日伺った。当然しばらく休みを取る。という訳で、あれやこれやとやって頂きたいことがあるのに、そうも行かない。まあなんですね。俵藤太の軍勢に攻められたときの平将門のような状況ですな。
今朝はいつものように8時頃に目を覚ましたが、眠いのでそのまま寝続けた。起きて時計を見ると11時20分だった。ま、よく寝たんでしょう。疲れていたんですね。
よく晴れている。風がやや強い。日が当たるうちは暖かい。
猫たちに食糧をあげて回る。午後に近所のセヴンーイレヴンに行ってタバコを買ってきた。
いろいろと懸案があり、文章をまとめてメールで送る。気が付くと結構な時間になっている。
夕方、腹が減ってカップ焼きそばを作ると、息子も食べたがったので一緒に食べた。その後、カミさんがたこ焼きを買ってきた。
19時頃、近所のセキ薬品に行って猫食糧を買ってきた。20時頃に夕食。
猫たちに食糧をあげて回る。やるべきことをやらずに、時間は経ってゆく。
少し前に、ウィルヘルム・ケンプのベートーヴェンのピアノソナタ全集のCDボックスを買った。Amazonの広告メールが来たのを見ていたら、この全集が3千四百円だと言う。安いからネット注文し、先日届いたのである。1枚目(1、2、4番)だけをかけてそのままにしていたが、年末であるので、通して聴いてみようと考えた。
ケンプのベートーヴェンは伝統的な権威であるけれど、たぶん今は受けない。現在は目の覚めるような音を出す演奏が多い。1番にしても、冒頭から惹きつけるように演奏するだろう。が、この演奏は、1番の出だしから精彩がないように感じた。当時の録音の問題もあるだろう。
が、少し聴いて古い録音に慣れてくると、感じは異なって来る。やはりきれいな音が鳴っている。初期の作品にも後期のような響きがあるのだな、と思った。
ベートーヴェンは私の中で青春の音楽なのである。モーツァルトがより若い時に書いた曲より、ベートーヴェンの曲は若さを感じさせる。3枚目のCDの最後の11番のソナタを聴いていてそのことを再度実感した。